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14日の香港市場概況:ハンセン0.1%高で4日ぶり反発、舜宇光学8.7%上昇  8月14日18時00分

14日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比20.98ポイント(0.08%)高の25302.28ポイントと4日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も19.54ポイント(0.20%)高の9866.18ポイントと反発した。売買代金は839億5500万香港ドルとなっている(13日は842億9900万香港ドル)。

米中貿易摩擦の過度な警戒感が後退する流れ。米通商代表部(USTR)は13日、中国製の輸入品3000億米ドル相当に10%の追加関税を課す制裁措置「第4弾」を9月1日付で発動することに関し、一部品目の課税開始を12月15日に延期すると発表した。また、中国商務部は13日、米中の高官が通商問題で電話協議したと公表。トランプ米大統領は協議について、「非常に生産的な内容だった」と評価した。双方の電話協議は、今後2週間以内に再び実施する予定となっている。

一方、取引時間中に発表された7月の中国経済統計では、小売売上高や鉱工業生産が大幅に下振れ。米中貿易摩擦を背景に、中国の景気先行きが懸念された。指標発表後、指数は上げ幅を縮小している(ハンセン指数は終盤に入り一時マイナス)。

ハンセン指数の構成銘柄では、株価が米中動向の影響を受けやすい銘柄群もしっかり。光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が8.7%高と急伸。中間決算の2割増益、米政府による制裁関税の一部先送りなどが材料視された。このほか、電動工具メーカー大手の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ:669/HK)が2.0%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が1.2%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が1.1%高で引けた。中間決算報告を引け後に予定するインターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は1.8%高と反発。指数寄与度の大きいテンセントは、1銘柄でハンセン指数を49.3ポイント押し上げた。

業種別では、中国の空運が高い。中国国際航空(753/HK)が3.6%、中国東方航空(670/HK)が3.0%、中国南方航空(1055/HK)が2.5%ずつ値を上げた。空運各社は米ドル建て債務の比率が高いだけに、人民元安の一服がプラスとなっている。中国人民銀行(中央銀行)は14日朝方、人民元の対米ドル基準値を10営業日ぶりに元高方向へと設定した。

半面、香港に拠点を置く銘柄群はさえない。恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ:101/HK)が3.2%安、長江実業集団(CKアセット・ホールディングス:1113/HK)が2.4%安、長江基建集団(長江インフラ:1038/HK)と中電HD(2/HK)がそろって2.1%安、香港中華煤気(ホンコン・チャイナガス:3/HK)が1.8%安と値を下げた。香港の社会混乱を嫌気。中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に端を発した反対派の抗議行動はエスカレートし、香港国際空港では13日夕方、抗議行動参加者と警察が激しく衝突した。「域内の混乱が波及し、香港経済は短期的に景気後退する」と懸念されている。

一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%高の2808.91ポイントで取引を終えた。消費関連株が高い。ハイテク株、医薬品株、自動車株、運輸株、金融株なども買われている。半面、産金株は安い。農業関連株、不動産株の一角も売られた。

【亜州IR】



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