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今週は懐疑の中での上昇が意識されやすい局面  9月09日08時31分

 9日の日本株市場は、引き続きこう着ながらも、底堅い相場展開になりそうだ。6日の米国市場は、NYダウが69ドル高、ナスダックは13ポイント安と、まちまちの展開。8月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下振れたものの、平均時給の伸びが加速したため、市場反応は限られていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の21220円。円相場は1ドル106円80銭台で推移している。

 米中両国は先週、閣僚級の貿易協議を10月初めにワシントンで開くことで合意した。トランプ大統領のつぶやきには注視しておきたいところであるが、足元では下へのバイアスは強まりづらいところであろう。再び日経平均の2万円接近への警戒感は後退しており、先週の上昇による20700円処のレンジ上限突破によって、さらにレンジが切り上がってくる可能性もある。

 基本的には週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控えているため、限月交代に伴うロールオーバーが中心になりやすく、大きなトレンドは出難いところではある。しかし、これまでの20500円の中心レンジから21000円に切り上がっていることから、直近のレンジ上限を支持線に、21000円固めから21500円処までのレンジを想定しておきたいとこである。センチメントが弱気に傾いていたこともあり、指値状況が薄い中では小さいエネルギーでも値幅が出やすくなる。ショートカバー中心ではあろうが、底堅さからのレンジ切り上げを見極めるところであろう。

 また、テクニカル面では、今週にもシグナルが転換してくる可能性がありそうだ。
先週の上昇で75日線が支持線に変わる可能性があるほか、パラボリックはSAR値を突破してことで、陽転シグナルが発生。一目均衡表では雲下限を突破しており、この雲は今週にはねじれを起こしてくる。雲上限が21000円処まで下がるため、自然体で雲上限を突破する格好となる。本日は台風の影響もあって商いは膨らみづらいだろうが、今週は懐疑の中での上昇が意識されやすい局面でもある。


<AK>

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