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日経平均は続伸、こう着ながらやや強気スタンスに  9月09日12時11分

 日経平均は続伸。106.32円高の21305.89円(出来高概算4億1000万株)で前場の取引を終えている。米8月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下振れたものの、平均時給の伸びが加速したため、市場反応は限られていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の21220円。円相場は1ドル106円80銭台と落ち着いた値動きとなるなか、21200円を回復して始まった日経平均は、一時21182.26円と下げに転じる局面もみられたが、その後プラス圏での推移となり、21300円処での底堅い値動きが続いた。

 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターではその他金融、保険、小売、石油石炭、非鉄金属、医薬品が堅調。半面、金属製品、電力ガス、ゴム製品が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファミマ<8028>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、アステラス製薬<4503>が堅調。一歩で、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が重石に。

 日経平均は狭いレンジでのこう着ではあるが、先週からのリバウンド基調が継続しており、21300円台での底堅い値動きをみせている。依然として出来高は振れていないが、米中協議の行方や香港問題など見極めたいところであり、積極的な参加者は限られている需給状況には変わりがないだろう。来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)
が予定されており、米金利動向には注視する必要があるだろう。ただし、FOMCでの利下げは織り込み済みであるほか、それ程悪くない米経済により大幅な利下げは考えづらいところでもあり、米長期金利の急低下への懸念も後退している。

 先物オプション特別清算指数算出(SQ)が週末に控えているため、限月交代に伴うロールオーバー等の商いが中心になることから、先物主導での仕掛け的な流れは期待しづらいところでもある。ただし、ショートカバー中心ではあろうが、底堅さからのレンジ切り上げを見極めるところであろう。日経平均は75日線を上放れ、一目均衡表では雲上限を捉えてきている。明日には雲を上放れる可能性があるほか、遅行スパンは実線を突破して、上方シグナルを発生させてきている。やや強気スタンスで臨みたいところであろう。


<AK>

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