株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

ショートカバー中心だがシグナルは好転  9月10日08時49分

 10日の日本株市場は、引き続き狭いレンジではあるが、リバウンド基調が継続しよう。9日の米国市場は、NYダウが38ドル高と小幅ながら続伸。ムニューシン米財務長官がテレビインタビューで米中通商協議の進展に言及し買いが先行し、その後は米中貿易摩擦の解消に対する懐疑的な見方や、12日に開催予定である欧州中央銀行(ECB)理事会での金融政策発表を見極めたいとの思惑が広がり、上げ幅を縮小してもみ合う展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の21350円。円相場は1ドル107円20銭台と円安に振れて推移している。

 米半導体株はまちまちの展開だったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へのインパクトは限られると考えられる。ただし、円相場は107円台で推移しており、円安の流れがやや安心感につながることが期待されそうだ。米中協議の行方を見極めたいとする模様眺めムードは強く、出来高は膨らみづらい需給状況であろうが、ショートカバーを中心とした底堅さが意識されやすいと考えられる。

 また、欧州系証券ではFA関連の一角に対するレーティング引き上げが観測されている。外部環境は不透明ながらも売り込まれていた銘柄に対するショートカバーの動きが意識されやすいと考えられる。需給妙味の大きい銘柄や売り込まれていた銘柄を見直す流れに期待したいところであろう。

 その他、薄商いではあるものの、日経平均は順調なリバウンド基調により、テクニカル面では75日線を支持線に変えているほか、一目均衡表では雲上限を捉えてきた。
遅行スパンは実線を突破して、上方シグナルを発生。雲上限は切り下がってきているため、今日にも雲を突破してくる可能性があり、シグナルは一段と好転してくる。

 また、週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控えているため、限月交代に伴うロールオーバーが中心になりやすく、大きなトレンドは出難いところではある。しかし、直近のレンジ上限を支持線に、21000円固めから21500円処までのレンジを想定しておきたいとこである。断続的なインデックス売買のほか、ショートカバー中心ではあろうが、SQ接近局面でのレンジ切り上げを見極めるところである。


<AK>

 Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »