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株高継続には懐疑的?出遅れ物色へ  9月10日12時32分

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21360.15;+41.73TOPIX;1557.27;+6.16

[後場の投資戦略]

 米中協議の進展期待から金融市場ではリスク回避ムードの後退が続き、日経平均は本日も上げ幅を3ケタに広げる場面があった。ただ前日と異なり、買い一巡後は失速感がやや強い。日経平均は前日までの5営業日で700円近く上昇。前週末にも指摘したとおり、8月初めに急落する前は21000円台でもみ合う場面が多かったため、目先の利益を確保する売りが出やすいところだろう。トランプ氏の一声で状況が一変することへの警戒感、来週にかけて開かれる日米欧の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑なども強いようだ。個別株を見ても、これまで物色の柱となっていたソニーや任天堂、OLC、医薬品株の一角に高値警戒感から利益確定の売りが出ている。ここから先も一本調子の株高が続くかどうかについて、やや懐疑的な投資家が多いことが窺える。

 反面、米長期金利の上昇で金融株が買われ、原油高を受けて石油元売り大手などの関連銘柄も上げが目立つ。これらはいずれも株価の出遅れ感が強いセクターである。
日経平均は目先、上げ一服が意識される一方で、米中協議や各国・地域の金融緩和への期待から大きく崩れる展開も想定しにくい。21000円台での値固めが続くようなら、個別株・セクターでは高値警戒感が台頭してきた銘柄から出遅れ銘柄への資金シフトが見込まれる。
(小林大純)


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