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こう着ながらも半導体などハイテク株物色を意識 10月08日08時25分

 8日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだが、為替相場がやや円安に振れて推移していることで、底堅さが意識されそうだ。7日の米国市場では、NYダウが95ドル安だった。米中閣僚級貿易協議を前に、中国副首相が産業政策や補助金改革に関する議論は行わないとの見解を示し、米中協議が難航するとの懸念から売りが先行。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の21485円。円相場は1ドル107円20銭台で推移している。また、エヌビディアは複数のアナリストが目標株価を引き上げたことを受けて堅調推移となっており、半導体関連の下支えになりそうだ。

 米株安の影響については、前日のグローベックスでNYダウ先物が下落して推移していたこともあり、ある程度は織り込まれているだろう。また、基本的には10日からの米中閣僚協議待ちの中で模様眺めムードが強い状況であり、積極的な売買は手控えられている。協議進展は望み薄でもあるため、買い戻しの勢いも限られよう。

 一方で、足元ではアップルの新型「iPhone」の上方修正のほか、画像半導体のエヌビディアへの物色がみられており、半導体などハイテク株への手掛かり材料になりそうだ。円相場がやや円安に振れて推移していることも下支えとして意識されやすい。
その他、主力処はリバランス中心の売買ではあるが、中小型株へは個人主体の売買が活発であり、日経平均がこう着ながらも底堅い値動きをみせてくることで、より中小型の材料株への値幅取りに向かわせよう。

 日経平均は25日線に上値を抑えられる一方で、75日線が支持線として意識される格好でのこう着が続いた。ただし、5日線の切下がりによって25日線との短期デッドクロスが意識されており、テクニカル面では慎重な見方になりやすい。一方で、今週は小売企業を中心に、約230社ほどの決算発表が予定されている。増税後は小売セクターを見直す動きもみられており、米中閣僚協議を見極めつつ、決算を手掛かりとした個別物色に向かわせよう。


<AK>

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