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祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心  2月22日08時17分

 22日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。19日の米国市場はNYダウが0.98ドル高と小幅に上昇。イエレン財務長官はバイデン政権が提唱する経済対策の必要性を改めて訴えたため、追加経済対策が早期に成立し景気回復を後押しするとの期待から買いが先行。ワクチン接種ペースの加速で経済活動の再開に勢いがつくとの期待なども高まった。しかし、長期金利の上昇が市場心理を冷やす格好となっており、引けにかけて利食いに押される展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の3
0200円。円相場は1ドル105円40銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうである。先週は先物主導で週半ば以降こそ値動きの荒さが目立っていたが、日経平均の3万円を固める流れが意識されやすくなりそうである。祝日を挟むことから積極的な売買は手控えられる可能性が高そうであるが、短期的に売り仕掛けてくる場面においては、押し目待ちの買いが意識されやすいところである。日経平均は先週末の調整で5日線を割り込んでおり、目先的にはスピード調整の流れは継続とみられるが、3万円処での底堅さが意識されてくることにより、次第に下値を切り上げてくる展開が期待される。

 また、先週は調整場面において日銀のETF買い入れが見送られており、これを手掛かりに売りを仕掛けてくる局面がみられていた。しかし、足元では海外勢の買い越し基調が続いており、ETF買い入れによる需給面での下支えに期待する状況ではなく、需給状況は良好であろう。ワクチン接種が政府の計画通りに進んでおり、新規感染者数の減少傾向が続いていることも先行きの警戒活動正常化への思惑も高まりやすいだろう。米長期金利上昇により割高感が意識されているグロース銘柄などへの利益確定に向かわせやすいだろうが、一方で割安感のあるバリュー株への物色意欲を高める可能性はありそうだ。

 物色の流れとしては個別材料株のほか、テーマ株などでの循環物色が意識されやすい。また、祝日前であることから、短期筋の値幅取り狙いの売買が中心になりやすく、個別での値動きの荒さには注視する必要がありそうだ。紙幣や硬貨と同じように使える「デジタル通貨」について、日銀は、この春から機能を確かめるための実証実験を始めることになったと伝わっている。また、ビットコインが最高値を更新するなか、暗号資産(仮想通貨)関連への物色が意識されやすいだろう。


<AK>

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