4-6月期の米国経済は再加速する可能性 2月22日14時35分
19日の米国債券市場では、1.9兆ドル規模の追加経済対策案の早期成立への期待が高まり、10年債と30年債利回りは一段高となった。米国内における原油、天然ガスの生産減少によって景気回復のペースは多少減速するとの見方があるものの、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は19日、「米国債利回りの上昇は景気回復に対する楽観の表れ」との見方を伝えており、米連邦準備制度理事会(FRB)は長期金利の上昇をただちに抑制する可能性は低いことが確認された。今年1-3月期の米国経済は成長鈍化の可能性があるものの、直近における米長期金利の上昇は、追加経済対策法案の成立や新型コロナウイルスのワクチン接種拡大によって、4-6月期の米国経済が再加速する可能性があることを示唆している。
<MK>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
カテゴリ 「Miniトピック」 のニュース一覧
-
14時07分米長期金利上昇の影響などについてFOMC会合で議論される可能性も
-
3月04日14時18分米長期金利の再上昇で金融当局の対応が注目される
-
3月03日10時34分次回FOMC会合で長期金利の大幅な上昇を抑える具体的な措置について議論か
-
3月02日09時34分長期化する半導体不足問題
-
3月01日14時50分安全逃避的なドル買いはしばらく続く可能性も
-
2月26日19時38分増税などについて米財務省の行動に注目
-
2月25日10時31分米国の低金利政策長期化で歳入に関する措置への関心は高まる可能性
-
2月24日15時17分米国の債務持続可能性とFRBの金融政策
-
2月22日14時35分4-6月期の米国経済は再加速する可能性
-
2月19日12時50分米国の電力不足問題は未解決、エネルギー価格上昇の可能性残る