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ソニーGの底堅さを見極めたいところ  4月30日08時22分

 30日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になろう。29日の米国市場ではNYダウが239ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で景気判断を引き上げたほか、第1四半期GDPが大幅な伸びを示したことを受けて買い先行の展開。冴えない雇用関連指標やバイデン大統領が就任後初めての上下両院合同会議演説で提示した大幅増税への懸念に一時下落に転じる局面もあったものの、引けにかけて切り返しをみせている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の29075円。
円相場は108円90銭台で推移している。

 28日の米国株安を受けて225先物はナイトセッションで28920円と弱い値動きをみせていたが、ひとまず29000円処での底固めの流れにはなりそうである。しかし、大型連休に入ることから積極的なポジションを取りに行く参加者は限られよう。また、決算発表が本格化するなかで米国市場において決算反応はまちまちであり、国内においても先高期待は高まりづらいところである。そのため、連休に対する海外勢による先回り的な買いも期待しづらいところであろう。ゴールデンウイーク初日の東京都での新型コロナ新規感染者数が3カ月ぶりに1000人を上回るなど、感染拡大への警戒も根強く、ポジションを持ち越すよりは圧縮する方向に向かいやすい。

 物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別での循環物色となろう。28日発表の決算ではソニーG<6758>の動向に市場の関心が集まりやすいところ。PTSでは3%を超える下落とはなっているが、ポジティブとみる向きもあることから、売り先行後の底堅さを見極めたいところであり、反対の押し目買い意欲の強さが窺える状況下においては相場全体のセンチメントにも影響を与えることになりそうだ。

 また、28日の決算では引け後発表は200社超あったが、そのうち50社程度が上方修正などポジティブな内容であり、全体的にコロナ禍で慎重に見ていた予想を修正している。主力大型株などでは国内外の機関投資家の売買による影響が大きく材料出尽くしになる可能性はあるものの、個人主体の中小型株については大きく反応しやすいだろう。


<AK>

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