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ロールオーバー中心で方向感は掴みづらい  6月09日08時25分

 9日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが30ドル安だった。5月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見姿勢が強い中、方向感の欠く一日となった。ダウは高値を警戒する売りに押されたほか、長期金利の低下が金融株の重石に。一方、ハイテク株にとっては長期金利の低下は追い風となり、ナスダックはおおむねプラス圏での推移だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の28985円。円相場は1ドル109円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行の展開になりそうである。米国ではCPI待ちのなかで売り買いが交錯している状況であり、手掛かり材料にも欠ける。また、週末のメジャーSQを控えていることから、先物市場では大半がSQに絡んだロールオーバー中心の商いであり、仕掛けてくる動きも限られている。日経平均は75日線に上値を抑えられる状況が続いている。下値の堅さから煮詰まり感も台頭しているものの、抵抗線突破を意識した動きも期待しづらいところであろう。

 そのため、基本的には29000円を挟んだ狭いレンジでのこう着感の強い相場展開になりそうであり、個別の材料などを手掛りとした物色が中心になりやすいだろう。ナスダックの上昇からハイテク株への物色も意識されそうだが、SOX指数は下落していることもあり積極的には手掛けづらそうである。足元で物色が強まっている海運などの動向を睨みながらバリュー志向に向かいやすいところか。

 なお、NT倍率は先物中心限月で直近のボトム水準まで低下している。ナスダックの上昇からNT倍率の上昇も意識されやすい面はありそうだが、ボトム圏での推移が続くようだと、全体の方向感は出にくく、SQ通過を待つことになりそうだ。


<AK>

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