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11日の香港市場概況:ハンセン0.4%高で8日ぶり反発、資源・素材の上げ目立つ  6月11日18時00分

11日の香港市場は、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比103.25ポイント(0.36%)高の28842.13ポイントと8日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が34.67ポイント(0.32%)高の10750.95ポイントと続伸した。売買代金は1308億6800万香港ドルとなっている(10日は1340億3700万香港ドル)。


内外の好材料で投資家心理が上向く流れ。中国では10日引け後に中国人民銀行(中央銀行)が5月の金融統計を発表し、国内金融機関の新規融資が予想以上に前月実績から拡大し、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸び率も予想を上回ったと報告している。米国では、金融緩和長期化の観測が強まり、主要株価指数がそろって上昇した(機関投資家がベンチマークとして重要視するS&P500指数は最高値更新)。ただ、様子見ムードが漂う中で上値は重い。中国・香港は週明け14日、端午節でマーケットが休場となる。また16日には中国の5月経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が発表される予定だ。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電向けガラス基板メーカーの信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が6.8%高、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.8%高、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が3.1%高と上げが目立った。


セクター別では、石油や天然ガスのエネルギー関連が高い。上記したペトロチャイナのほか、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が2.2%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.3%、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が3.4%、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が2.4%ずつ上昇した(新奥能源は上場来高値更新)。昨夜のWTI原油先物は0.5%高と反発し、一時2018年10月以来の高値を付けている。世界的に経済活動の正常化が進む中、石油需要も回復すると楽観された。


非鉄・鉄鋼セクターもしっかり。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.6%高、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が4.6%高、新疆新キン鉱業(3833/HK)が4.5%高、江西銅業(358/HK)が2.8%高、鞍鋼(347/HK)が3.7%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が3.4%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.0%高で引けた。


半面、中国の保険・証券セクターはさえない。中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.9%、新華人寿保険(1336/HK)が1.6%、中国人民保険集団(人保集団:1339/HK)が1.0%、国聯証券(1456/HK)が1.8%、中信建投証券(CSCフィナンシャル:6066/HK)が1.7%ずつ下落した。


一方、本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.58%安の3589.75ポイントで取引を終了した。金融株が下げを主導する。食品飲料や小売の消費関連株、医薬品株、インフラ関連株、防衛関連株、不動産株、素材株の一角なども売られた。半面、エネルギー株は高い。自動車株、半導体株、海運株、公益株も買われている

亜州リサーチ(株)




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