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株価指数先物 【週間展望】 ―米中の動向を警戒しつつも、海外投資家による日本株比率の引き上げは継続  9月26日17時00分


「米中の動向を警戒しつつも、海外投資家による日本株比率の引き上げは継続」

 今週の日経225先物は、中国恒大の経営不安や米国の債務上限問題の行方などを警戒しつつ、押し目を狙う展開が見込まれる。中国恒大については、23日期限の利払いが実施されるとの報道を受けて、いったんは債務不履の懸念が和らいだ。しかし、各メディアの報道によると、期日までにドル建て債の利払いは実施されず、30日間の猶予期間に入ったと報じられている。29日に利払い期日を控えていることもあり、同社の債務不履行を巡る不安は続くことになろう。

 また、米国の債務上限問題は、30日につなぎ予算を可決するための期限を迎える。法案が成立すれば、上限の適用が2022年12月まで停止することになり、政府機関の閉鎖の回避に向けて最終的には成立すると見られるが、ぎりぎりまで攻防が続くと考えられ、こちらもリスク要因となりそうだ。こうした外部要因で積極的な売買は手控えられるため、投資家も上値追いには慎重になろう。

 一方で国内要因では、29日に自民党総裁選の投開票が行われ、次期総裁が決まる。市場関係者のなかでは河野行政改革担当相の人気が高く、河野新総裁誕生となればマーケットの好反応が期待される一方、他の候補者に決まった場合にはいったんは材料出尽くしによる値動きも想定され、様子見ムードが強まりそうだ。

 また、30日を期限とする緊急事態宣言とまん延防止等重点措置に関して、政府は全て解除する方向で調整に入ったと報じられている。新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向が続いているうえ、ワクチン接種率が先行する米国を逆転したことで、市場は全面解除を織り込む動きをみせよう。ただし、こちらも全面解除でいったん材料出尽くしとなり、利益確定の売りが出る可能性があるため、市場の反応を見極めたいところだ。

 日経平均株価は8月後半からの急ピッチな回復で2月の年初来高値を更新し、31年ぶりの高値水準を回復、他国との相対的な出遅れ感は修正されてきた。次期政権が打ち出す政策や11月の衆議院議員選挙での自民党勝利への期待感が高まり、急速に値を上げた。海外投資家がアンダーウエイトを縮小しようと急いで日本株式を買い戻したことも株価を押し上げたとみられる。ただし、足元の調整で海外勢の買いも一巡したとの見方もあり、手掛けづらくさせそうだ。

 もっとも、いったんは利食いが意識されやすいものの、新総裁の誕生、新たな経済政策、ワクチン接種率の上昇、新規感染者数の減少、そして緊急事態宣言が解除されれば経済活動の正常化へなど、来年の企業利益の押し上げに向けて期待される国内要因は多い。そのため、上値追いには慎重ながらも、調整局面では押し目買いが強まりそうだ。また、海外勢の動向についても、アンダーウエイトの修正から、日本株比率引き上げへの思惑が一段と高まろう。ポジションとしては大きくロングには傾けづらいが、方向性としてはロング志向とし、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)でのスプレッド狙いを想定しておきたい。

 経済スケジュールでは、27日に7月景気動向指数改定値、米国8月耐久財受注、28日に米国7月ケース・シラー住宅価格指数、米国9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、29日に米国8月住宅販売保留指数、30日に8月鉱工業生産、中国9月製造業PMI、米国4-6月期GDP確定値、10月1日に7-9月期日銀短観、米国8月個人消費支出、米9月ISM製造業景況指数などが予定されている。


――プレイバック・マーケット――

●SQ値
1月限 日経225 27774.95  TOPIX  1832.70
2月限 日経225 29718.77  TOPIX  1940.02
3月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42
4月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13
5月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53
6月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82
7月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15
8月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27
9月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84


◆日経225先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
21/12 9月24日  29650  30150  29540  30150  +630
21/12 9月22日  29810  30020  29390  29520  -240
21/12 9月21日  29630  29870  29600  29760  -590

◇TOPIX先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
21/12 9月24日  2040.0  2081.5  2033.0  2081.5  +48.0
21/12 9月22日  2060.0  2070.5  2027.5  2033.5  -22.0
21/12 9月21日  2048.0  2058.5  2031.0  2055.5  -32.0

●シカゴ日経平均 円建て
          清算値  前日比
9月24日(12月限)  30035  -115
9月23日(12月限)  30100  +580
9月22日(12月限)  29765  +245
9月21日(12月限)  29780  +20
9月20日(12月限)  29505  -845
※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
        売り   前週末比   買い    前週末比
09月17日    1152億円  -111億円 1兆2141億円  +3800億円
09月10日    1264億円 -1239億円  8341億円  +2063億円
09月03日    2503億円 +1594億円  6277億円  +1482億円
08月27日    909億円 -3003億円  4795億円  -1295億円
08月20日    3913億円  -626億円  6090億円  -689億円
08月13日    4539億円  -133億円  6780億円  +575億円
08月06日    4672億円  -516億円  6204億円  -35億円
07月30日    5189億円  -963億円  6239億円  -398億円
07月21日    6153億円  +356億円  6637億円  -334億円
07月16日    5797億円 +3232億円  6972億円  +505億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
      売り      前日比    買い       前日比
09月21日    3863万株   -177万株  4億2353万株   +2148万株
09月17日    4040万株   +192万株  4億0204万株   +4587万株
09月16日    3847万株   -126万株  3億5616万株   +2722万株
09月15日    3974万株   -666万株  3億2894万株   +2050万株
09月14日    4641万株   +473万株  3億0844万株   +1696万株
09月13日    4167万株   -376万株  2億9147万株   +1476万株
09月10日    4544万株   -8743万株  2億7670万株   -507万株
09月09日  1億3288万株   +3455万株  2億8178万株   -403万株
09月08日    9832万株   +798万株  2億8581万株   +1622万株
09月07日    9034万株   -907万株  2億6959万株   +1122万株
09月06日    9942万株   +2444万株  2億5836万株   +4206万株

■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
10月14日 701億円
10月16日 701億円
10月22日 701億円
10月28日 701億円
10月29日 701億円
10月30日 701億円
11月13日 701億円
11月18日 701億円
12月21日 701億円
12月22日 701億円
12月30日 701億円
1月4日  501億円
1月15日  501億円
1月20日  501億円
1月28日  501億円
2月26日  501億円
3月4日  501億円
3月5日  501億円
3月22日  501億円
3月24日  701億円
3月30日  501億円
4月21日  701億円
6月21日  701億円

株探ニュース

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