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株価指数先物 【週間展望】 ―政策期待高まるなか、NTロングによるスプレッド狙いのスタンスを継続 10月03日17時00分


「政策期待高まるなか、NTロングによるスプレッド狙いのスタンスを継続」

 今週の日経225先物は、先週の大幅な下落に対する自律反発を意識しつつも、短期筋の売買に振らされやすい需給状況ということもあり、方向感がつかみづらい展開となるだろう。先週は週初に一時2万9880円(ナイトセッションを含む)と大台の3万円を割り込むと、その後も不安定な相場のなか、週末には大幅に下落し2万8680円まで下げ幅を広げる場面がみられた。

 この下落によって、75日、13週、26週移動平均線水準に接近し、3月下旬からの上昇によって警戒されていた過熱感は後退した。そのため、いったんは調整一巡感からの自律反発が意識されやすい水準となる。1日の米国市場では主要な株価指数が反発しており、週初はリバウンドが想定される。

 米国市場において1年で最も売られやすい9月相場で、NYダウの下落率は4%を超えた。過去にはリーマン・ショックやブラックマンデーがあったことがセンチメントを冷ましていると考えられるが、足元では米債務上限問題のほかテーパリング(量的緩和の縮小)を控えていることなどが重荷となる。一方、日経平均株価は9月14日の高値3万0795円のピーク時には前月末比で9.6%の上昇をみせたが、ピーク時から月末までの下落率は4.3%となり、月半ば以降は米国市場のほか、中国の不動産市場を巡る金融不安の影響を受けたことが分かる。

 パフォーマンスの観点から日本市場の強さが窺え、政策機運の高まりも相まって、相対的な底堅さは意識されやすいだろう。ただし、米国市場では12月上旬までのつなぎ予算によって政府機関の閉鎖に対する懸念はひとまず和らいだものの、米債務上限問題への対応は先送りされており警戒を緩めることはなさそうだ。

 また、今週は8日に米雇用統計など重要な経済指標の発表を控えている。予想通りの結果となれば、11月のFOMC(連邦公開市場委員会)でテーパリングを進めるとの見方に向かいやすいと考えられ、一段の調整を見込んだヘッジ対応の売りが警戒されるだろう。また、先行きの調整を見込んだショート寄りの合成ポジションで、スプレッドを取りに行く動きが増える可能性もある。

 一方で東京市場では、4日の岸田内閣の発足により、改めて政策期待が高まると考えられる。自民党総裁選で岸田氏が選出された時には、河野氏を想定していたポジションの解消があったとみられるが、衆院選に向けて政策が打ち出されることによって、押し目買い意欲は強まりやすい。そのため、米国市場の動向を警戒視しつつも若干ながらロングに傾ける動きが見込まれる。その上で、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いのスタンスを継続したい。

 9月第4週(9月21日-24日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算で5週ぶりに売り越しており、売り越し額は2807億円(前週は2393億円の買い越し)だった。この週の日経平均は祝日の影響で3日間の取引だったが、中国恒大集団の経営危機問題が警戒されて、21日の日経平均は600円を超える下落で大台の3万円を割り込んでいた。なお、現物株は海外投資家が2691億円の売り越し(同500億円の売り越し)と2週連続の売り越しであり、先物は115億円の売り越し(同2894億円の買い越し)で5週ぶりの売り越しだった。

 経済スケジュールでは、4日に米国8月製造業新規受注。5日に米国8月貿易収支、米国9月ISM非製造業景況指数。6日に米国9月ADP雇用統計。7日に8月景気動向指数、米国9月チャレンジャー人員削減数。8日に9月景気ウオッチャー調査、中国9月財新サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、米国9月雇用統計の発表などが予定されている。


――プレイバック・マーケット――

●SQ値
1月限 日経225 27774.95  TOPIX  1832.70
2月限 日経225 29718.77  TOPIX  1940.02
3月限 日経225 29282.41  TOPIX  1930.42
4月限 日経225 29909.73  TOPIX  1961.13
5月限 日経225 27748.22  TOPIX  1871.53
6月限 日経225 29046.40  TOPIX  1958.82
7月限 日経225 27726.72  TOPIX  1897.15
8月限 日経225 28093.15  TOPIX  1958.27
9月限 日経225 30085.93  TOPIX  2065.84


◆日経225先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
21/12 10月01日  29660  29740  28680  28820  -860
21/12  9月30日  29680  29850  29300  29680  +60
21/12  9月29日  29760  29850  29330  29620  -300
21/12  9月28日  30050  30100  29830  29920  -160
21/12  9月27日  30030  30230  29880  30080  -70

◇TOPIX先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
21/12 10月01日  2042.5  2046.0  1981.0  1987.0  -56.0
21/12  9月30日  2044.5  2055.5  2022.5  2043.0  +4.0
21/12  9月29日  2047.0  2056.5  2018.0  2039.0  -16.5
21/12  9月28日  2070.5  2075.5  2046.0  2055.5  -17.5
21/12  9月27日  2072.5  2090.5  2063.0  2073.0 -8.5

●シカゴ日経平均 円建て
          清算値  前日比
10月01日(12月限)  29050  +230
9月30日(12月限)  29305  -375
9月29日(12月限)  29705  +85
9月28日(12月限)  29520  -400
9月27日(12月限)  30055  -25
※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
        売り   前週末比   買い    前週末比
09月24日    151億円 -1001億円 1兆4247億円  +2105億円
09月17日    1152億円  -111億円 1兆2141億円  +3800億円
09月10日    1264億円 -1239億円  8341億円  +2063億円
09月03日    2503億円 +1594億円  6277億円  +1482億円
08月27日    909億円 -3003億円  4795億円  -1295億円
08月20日    3913億円  -626億円  6090億円  -689億円
08月13日    4539億円  -133億円  6780億円  +575億円
08月06日    4672億円  -516億円  6204億円  -35億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
      売り      前日比    買い       前日比
09月29日     86万株   -1613万株  5億2497万株   -16万株
09月28日    1699万株   +1322万株  5億2513万株   +3642万株
09月27日    377万株   -182万株  4億8871万株   +1318万株
09月24日    559万株   -2654万株  4億7552万株   +3175万株
09月22日    3213万株   -649万株  4億4377万株   +2024万株
09月21日    3863万株   -177万株  4億2353万株   +2148万株
09月17日    4040万株   +192万株  4億0204万株   +4587万株
09月16日    3847万株   -126万株  3億5616万株   +2722万株
09月15日    3974万株   -666万株  3億2894万株   +2050万株
09月14日    4641万株   +473万株  3億0844万株   +1696万株
09月13日    4167万株   -376万株  2億9147万株   +1476万株

■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
10月14日 701億円
10月16日 701億円
10月22日 701億円
10月28日 701億円
10月29日 701億円
10月30日 701億円
11月13日 701億円
11月18日 701億円
12月21日 701億円
12月22日 701億円
12月30日 701億円
1月4日  501億円
1月15日  501億円
1月20日  501億円
1月28日  501億円
2月26日  501億円
3月4日  501億円
3月5日  501億円
3月22日  501億円
3月24日  701億円
3月30日  501億円
4月21日  701億円
6月21日  701億円
9月29日  701億円
10月1日  701億円

株探ニュース

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