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値ごろ感よりも、需給が集まっているセクターや銘柄などにより注目が向かいやすい 10月13日08時18分

 13日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。12日の米国市場はNYダウが117ドル安だった。8月求人件数が年初来初めて減少したため雇用回復への懸念に繋がった。また、インフレ指標発表を今週控えていることや、連邦準備制度理事会
(FRB)のクラリダ副議長やボスティック米アトランタ連銀総裁が11月の資産購入縮小を支持する考えを示したため金利先高感が重しとなり、引けにかけて下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の28160円。円相場は1ドル113円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや買い先行で始まろう。昨日の日経平均は75日線に上値を抑えられる格好から売り優勢の展開となったが、足元でリバウンド基調を見せているなか、いったんは利食いも出やすい水準だろう。一方で、日経225先物はナイトセッションで28000円をキープしていた。米国市場ではインフレ指標の発表や金融機関の決算発表を控えていることもあり、様子見姿勢は強そうだが、5日線が位置する28000円水準での底堅さは意識されやすい。

 そのため、積極的な上値追いは限られそうであるが、28000円に接近する局面においては、押し目買い意欲は強そうだ。とはいえ、物色対象は定まらず、足元での円安基調を受けた輸出関連や商品市況の上昇を背景とした資源関連銘柄への物色にとどまっている。一方で、半導体株などの弱さが目立っており、グロース株は手掛けづらい。NT倍率も14.30倍を挟んだ直近ボトム水準での推移である。NTスプレッドのトレードも厳しい状況であり、先物市場においては短期的な売買が中心。そのため、短期的な売買に振らされやすい需給状況であることから、値ごろ感からの買いというよりは、需給が集まっているセクターや銘柄などにより注目が向かいやすいだろう。

 その他、米国では決算発表が本格化する。国内においても小売企業を中心に決算発表が行われているが、小売については巣ごもり消費などの反動からコンセンサスに届かない内容が目立ってきているため、やや神経質にさせそうだ。そのため、期待されている政策テーマなどの材料株での循環物色に向かわせやすいところである。


<AK>

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