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改めて政策期待が高まる相場展開が意識されやすい 10月14日08時27分

 14日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。13日の米国市場はNYダウが0.53ドル安だった。9月の米CPIが予想を上回りインフレ懸念が高まったほか、金利先高感に加えて、年末商戦に向けたサプライチェーン混乱が浮き彫りとなり企業の業績に影響するとの懸念に下げ幅を拡大した。その後、長期金利の低下を受けたハイテク株の上昇が下支えとなり、引けにかけてダウは下げ幅を縮小した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の28195円。円相場は1ドル113円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。警戒されていた米CPIは予想を上回ったものの、長期金利は低下したことからNYダウは持ち直している。FOMC議事要旨についても予想の範囲内との見方から市場の反応は限られていた。ハイテク株の一角が買われている流れを受けて、指数インパクトの大きい値がさ株などが日経平均をけん引しそうである。

 もっとも、JPモルガン・チェースは良好な決算だったものの、2%を超える下落となった。国内においても決算後の市場反応はまちまちであり、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードが次第に強まってくる可能性はありそうだ。そのため商いは膨らみづらく、値動きの強い銘柄などに短期資金が集中しやすい需給状況は続きそうである。ただし、米国市場で警戒されていたCPIの発表やFOMC議事録の公表を波乱なく通過したこともあり、買いを手控えていた向きにとっては押し目買いを入れやすいところか。

 日経225先物は28000円水準での底堅さが意識されており、心理的な上値抵抗となる75日線水準での煮詰まり感が台頭。日経平均も5日線を支持線に75日線との攻防を見せている。決算に対する不透明感から積極的な上値追いの動きは限られるものの、本日の衆院解散によって、改めて政策期待が高まる可能性も意識されやすく、押し目買い意欲の強さから、75日線突破を試す動きも期待されてきそうだ。また、指数はこう着ながらも政策期待が高まるなかにおいては、政策テーマに関連する材料株などへは個人主体の資金が向かいやすいだろう。


<AK>

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