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オプション取引の入門編に最適!日経225「Weeklyオプション」の魅力とは?

デリバティブ投資のポイント!(デリバティブ投資の魅力とリスク)

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これまで日経225のオプション取引は、月に1回満期日が到来する限月取引が基本だったが、2015年5月25日より毎週1回満期日が到来する「Weeklyオプション」が誕生した。これにより今までよりオプション取引がしやすくなるため、オプション取引に興味を持っていた投資家には朗報といえよう。「Weeklyオプション」の魅力について、シンプレクス・インスティテュートの安藤希氏に話を聞いた。


株式投資や先物取引とは異なるオプション取引の魅力とは?

シンプレクス・インスティテュート
アシスタント・ディレクター
安藤希氏
安藤氏

日経225オプション取引とは、将来の日経平均株価指数を特定の値段で買ったり(コール)、売ったり(プット)できる権利を売買する取引です。株取引や先物取引の場合、相場の上げ下げを予想し、それが当たらなければ基本的には収益を得ることはできません。しかしオプション取引は、相場がどちらに動いても、また相場が動かなくても、戦略によっては収益を得られるチャンスのある取引です。収益の源泉が「時間の経過」や「ボラテリティの変化」にもあるのが、オプション取引の最大の魅力といえます。



<表1 オプション取引の収益の源泉>
表1 オプション取引の収益の源泉表1 オプション取引の収益の源泉
※オプション価格は時間の経過とともに下落する傾向にある

オプション取引は難しいのでは?
安藤氏

オプション取引に関心はあるものの「よくわからない」「難しそう」といった理由から取引をちゅうちょしてしまう人も多いように感じます。私もその一人でしたが、初心者にも取引しやすい「Weeklyオプション」が登場しましたので自己資金で取引を始めてみました。
「Weeklyオプション」がオプション取引の入門編としてよいと感じる理由は2つあります。1つは、満期日までの期間が短いので、これまでの限月取引よりオプション価格(プレミアム)が安い傾向にあり、少ない資金でも取引ができることです。

図1 8月第1 週限の板画面
<図1 8月第1 週限の板画面>

図2 9月限の板画面
<図2 9月限の板画面>

例えば、図1で示されている通り、2015年8月第1週限の権利行使価格20,500円のプットの価格は4円です。売買代金はその1,000倍ですので4,000円あれば取引できます(手数料を除く)。一方、図2を見ると2015年9月限の権利行使価格20,500円のプットの価格は310円ですから31万円ないと取引ができません。
オプション取引では満期日までの期間が短ければオプション価格が安くなる傾向にあります。「Weeklyオプション」の登場で、これまでより少ない資金で取引できるようになったので、初心者でもチャレンジしやすくなりました。

また「Weeklyオプション」が初心者に向いていると感じるもう1つの理由は、投資機会が増え、経験を積みやすくなったことです。これまでの限月取引の場合には、満期日が月に1回であるため、満期日を意識した戦略をとるには月1回しか機会がありませんでしたが、「Weeklyオプション」の登場で月に4,5回、年に約52回満期日が到来するようになり、何度も繰り返し同じ戦略を試すことも可能になりました。

5月最終週にスタートした場合の例

少額から投資できる機会も増え、短期間でより多くの戦略を経験できるようになったので、初心者も上達しやすい環境になったと思います。

アメリカでは2005年にWeeklyオプションが誕生して以来、取引高が急増しており、現在オプション取引の約3割をWeeklyオプションが占めていると言われています。日本でもWeeklyオプションの誕生により、オプション取引を始める人が増えるのではないでしょうか。

オプション取引はリスクが大きいのでは?
安藤氏

オプション取引には4つのパターンがあります。コール(買う権利)を買うまたは売ること、プット(売る権利)を買うまたは売ることの4つです。初心者がやってはいけないのは、単独でオプションを売ることです。単独でオプションを売ると、損失に制限がないため、とてもリスクが高い取引になってしまいます。逆にオプションを買う場合、損失はオプション代金に限定されるので、リスクを限定して投資することが可能になります。

<表2 オプション取引の種類と損益の関係>
表2 オプション取引の種類と損益の関係

実際にどんな取引をして、損益の結果はどうでしたか?
安藤氏

私は満期日までの期間が短いオプションを売り、満期日までの期間が長いオプションを買う「カレンダー・スプレッド」という戦略を中心に取引を行いました。この戦略は二つのオプション間の満期日までの時間差を利用し、リスクを抑えて収益を狙うものです。少ない証拠金で始めることができ、わずか数日で6万円の収益が出た時もあれば、1万円の損失を出してしまった時もあります。

<取引1>
ポジション構成:2015年6月23日 mini = 20,705円
 7月1週限 Put 行使価格20,500円 新規売1枚@130円
 7月限 Put 行使価格20, 500円 新規買1枚@190円
 (開始時必要証拠金 = 合計約6万円)
ポジション解消:2015年6月29日 mini = 20,230円
 7月1週限 Put 行使価格20,500円 買戻し1枚@360円
 7月限 Put 行使価格20, 500円 転売1枚@480円
損益合計 +60,000円

取引1

<取引2>
ポジション構成:2015年7月3日 mini = 20,565円
 7月限 Put 行使価格20,500円 新規売1枚@220円
 7月3週限 Put 行使価格20,375円 新規買1枚@280円
 (開始時必要証拠金 = 合計約6万円)
ポジション変更:
 7月3週限 Put 行使価格20,375円 転売1枚@505円(2015年7月6日)
 7月miniの売りでデルタ・ヘッジ開始(平均コスト20,034.5円で10枚)
ポジション解消:2015年7月9日 mini = 19,390円
 7月限 Put 行使価格20,500円 買戻し1枚@1,100円
 7月miniの買戻し10枚@19,390円
損益合計 ▲10,500円

取引2

毎週この戦略を実践し、利益が出たり損失が出たりはしましたが、通常の株式投資や先物取引とは違い、相場の方向とはまた違った収益の チャンスがあるというオプション取引ならではの面白さに気付きました。先物取引と同様に日経平均株価指数を対象とした取引なので、個別銘柄のように銘柄研究や銘柄選びに時間を取られることなく、手軽に投資できるのがよいと思います。
ただ、まだオプション取引を始めて1ヶ月半の初心者です。カレンダー・スプレッド以外の戦略や先物取引を組み合わせた取引など、戦略のバリエーションを習得していき、オプション取引の腕を磨いていきたいと思います。

これからオプション取引を始める人にアドバイスを。
安藤氏

仮想の投資資金を元手に先物・オプションの売買を体験(無料)できる「OSE先物・オプション シミュレーター」というサイトがあります。実際に取引する前に一度シミュレーターで感覚をつかんでいただけると、オプションという商品の特性やリスクコントロールの勉強になると思います。ぜひお勧め致します。


<図3  OSE先物・オプション シミュレーター画面例>


掲載日:2015年8月25日

 
   
    

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