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マネー教育は家庭から

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日本では学校でおカネのことを教えない、これからは金銭教育、投資教育などを学校で教えるべきであるという声を聞きます。これはこれとして良いことだとは思います。しかし、本当に重要なのは家庭におけるマネー教育です。

学校の教室と違って家庭はいつもおカネと向き合っています。子どもとのかかわり合いでも、家庭ではおカネに関わる問題がたくさんあります。私はたくさんの学校でおカネに関する授業をさせていただいてきましたが、子どもたちに「なぜ、君たちはおこづかいをもられるのだろう?」と聞いてもほとんど答えが返ってこないのです。同じ質問を親御さんたちに聞いてみても、これもまたあまりはっきりした答えがない。「世間がそうしている」程度の理由です。確かに「子どもにおカネの管理を覚えさせたい」とおっしゃる親御さんもいます。「それではそれをきちんど子どもさんに伝えてますか?」、「おカネの管理をする上で大切なことを教えていますか?」と聞くと黙ってしまう方が多い。

おカネは絶好の家庭教育の教材です。私はハッピー・マネーR四分法として、「つかう」、「ためる」、「ゆずる」、「ふやす」という四つのおカネの使い方を提唱しています。まずは、子どもに「いま、使うおカネ(つかう)」と「少し、先に使うおカネ(ためる)」を分けさせることです。いま使いたい誘惑を我慢して、おカネを貯め、本当に欲しい大きな買い物をして大きな喜びを得る。「がまんのごほうびとして大きな喜びが得られる」という体験から子どもたちは多くの気づきを得ます。これは、今、遊びたいのをがまんして勉強することで、将来、立派な大人になれるということにもつながります。

おカネを使うときも、買いたいもののリストを作る、リストの各項目を欲しい順にランク付けする、すぐ買わないでしばらく考える、そして、買う時は値段を比較する、そんな指導から家庭のマネー教育は始まります。まずは、できるだけスーパーなどでの買い物に子どもさんを連れて行ってはどうでしょうか?そして、買い物に不可欠な「選択」のプロセスを親が子どもに見せてあげる。

ATMからおカネを引き出すときには、このおカネは親が働いて稼いだ月給が銀行に振り込まれているから引き出せるのだということを伝える。そんな身近なことの積み重ねが子どものおカネに対する認識を高めていくものです。すべての教育に当てはまることですが、特にマネー教育は、家庭から始まるもので、学校にアウトソースできるものではないということを各家庭に知っていただきたいものです。

岡本 和久(おかもと かずひさ)氏プロフィール
過去コラム一覧

ファイナンシャル・ヒーラー®

CFA 協会認定証券アナリスト (Chartered Financial Analyst)
I-O ウェルス・アドバイザーズ株式会社 代表取締役社長

慶應義塾大学経済学部卒。大手証券会社のニューヨーク現地法人、情報部などで証券アナリスト・ストラテジスト業務に従事、1990年に、バークレイズ・グローバル・インベスターズを設立、2005年まで 15年間代表取締役社長として年金運用業務に携わる。
2005年5月、個人投資家向け投資セミナーを行うI-Oウェルス・アドバイザーズ株式会社を設立、代表取締役社長に就任。現在、同社でマンスリー・セミナー、ハッピー・マネー教室などを開催する傍ら、長期投資家仲間によるクラブ・インベストライフを主宰。

著書に『瞑想でつかむ投資の成功法』(総合法令)、『金遣いの王道』(林望氏との共著、日経プレミアシリーズ)、『資産アップトレーニング』(日本経済新聞出版社)、『100歳までの長期投資*コア・サテライト戦略のすすめ』(日本経済新聞出版社)、『長期投資道』(パンローリング)、『老荘に学ぶリラックス投資術』(パンローリング)、『親子で学ぶマネーレッスン』(創成社)など多数。

日本証券投資顧問業協会理事、同協会副会長兼自主規制委員会委員長、投資信託協会理事、日本CFA(Chartered Financial Analyst)協会会長。経済同友会会員。

 

掲載日:2013年9月12日

 
 
    

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