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「リスクを取らない人にリターンを得る資格はない」

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ビジネスであっても、投資であっても、すべてのものには、リスクとリターンのトレードオフ関係があります。ここで言うリスクとは、不確実性のこと。将来が確実なことよりも不確実なことにチャレンジすれば、その不確実性の見返りにリターンをもらえる可能性があるのです。逆に言えば、リスクを取らないのにリターンを得ることはできないことを意味します。

例えば、自分で事業を立ち上げる起業家は、組織に頼らず、自分のリスクで新しい事業に挑んでいます。そのリスクと引き換えに、大きな成功を手にする人が出てくるのです。もしリスクを取らなければ、いくら努力をしても、それなりのリターンしか得られません。

投資もビジネスとまったく同じです。節約したお金でコツコツと元本保証の定期預金を積立てれば、リスクは低いでしょうが、リターンもそれなりにしか期待できません。

仕事にも投資にも、リスクを取らないでそれなりのリターンで我慢するという選択肢もあります。それを否定する訳ではありません。しかし、起業も投資もやらないで、リスクからひたすら逃げ回り、リターンだけを求めるのは虫の良い考え方です。知っておくべきことは

リスクを取らない人間には、リターンを得る資格はない

ということです。成功している人を見て「俺だってやればできたんだ」「自分だってチャンスがあればできたはずだ」と言っている人に限って、いつまで経ってもリスクを取ることはありません。厳しい言い方かもしれませんが、リターンが得られないのは、自分の行動の結果であることを認識すべきでしょう。

突き詰めて考えれば、人生とはリスクをどこまで取るかの決断の連続です。問題は、自分がどこまでのリスクを取る能力と覚悟があるかです。それが、冷静に判断できれば、自分が今やるべき行動が見えてくるはずです。

残念なことに、日本の学校では、どのくらいのリスクを取っても平気なのか、どんなリスクを取るべきなのかについて、何も教えてくれません。起業より大企業に就職した方が良いと考えたり、投資はギャンブルと同じと信じている教師がほとんどだからです。リスクを取りたいと思っても、知識や経験を得るチャンスがどこにも無いのです。

リスクを取る際に知っておくべきことは、不必要なリスクを取らないことです。リターンの期待を高めてくれる「意味のあるリスク」を選ぶ。そして、身の丈以上の過剰なリスクを取らないようにする。そんな方法が続けられるようになれば、ビジネスでも投資でもリスクを取る意味が出てきます。

今まで、多くの人はリスクを取らないで安定を求めることがベストな選択だと思って行動してきました。しかし、リスクを取らないことがリスクになることに気が付き始めました。円の預金だけの資産を保有していると、円安やインフレで実質的に目減りしていく可能性があります。

リスクとの付き合い方について、日本人の考え方を大きく変えることが今求められている。そう思います。

内藤 忍(ないとう しのぶ)プロフィール
過去コラム一覧


株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長

一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事

1964年生まれ。
1982年 東京大学文科2類に入学。
1986年 東京大学経済学部卒。大学卒業後、住友信託銀行に入社。東京中央支店に配属。2年目から資金為替部で為替ディーリング業務を担当。
1989年 社内留学生制度で、MITスローン・スクール・オブ・マネジメントで留学。MBA取得。帰国後、市場金融部、企画部、総合資金部で資産運用業務を担当。
1997年 住友信託銀行を退社。英系資産運用会社のシュローダー投信投資顧問株式会社に入社。
      ファンドマネージャーとして債券とグローバル・アセット・
アロケーションを担当。
1999年 株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)に入社。商品開発、資産設計などを担当。
2004年 個人向け投資商品企画・運営会社であるマネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役に就任。
2005年 株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長に就任。
2011年 クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクター。
2013年 株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。
       一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

主な著書に、シリーズ12万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ(自由国民社)、「60歳までに1億円つくる術」(幻冬舎)、「「好き」を極める仕事術」(講談社)、「丸の内朝大学マネーの教科書」(朝日新聞出版)、「内藤忍の投資手帳」(ディスカヴァー21)、貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい!」(ディスカヴァー21)など多数。

公益社団法人日本証券業協会証券検定会員。 


掲載日:2013年12
月17

 
 
    

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