株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

メンテナンスのお知らせ

サーバメンテナンスのため、下記時間帯でK-ZONE moneyがご利用いただけません。
■メンテナンス時間:8/5(金) 15:00 ~ 8/6(土)終日
お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承下さいませ。

身体によい油と悪い油

  • PR
  • PR
  • PR
 

油の摂り過ぎは注意

油(脂質)は、たんぱく質、炭水化物と並んで、3大栄養素の一つであり、私たちの生命を維持し、身体活動を支える重要なエネルギー源です。そして、人間の身体の1割を構成していると言われています。しかし、油の摂り過ぎは、肥満や動脈硬化の原因となり、生活習慣病の引き金となる可能性があります。今回は、油の上手な摂り方についてお伝えします。

日本人の1日あたりの脂質摂取量は、2011年で54g。50年前の1961年と比べると2倍以上の値です(厚生労働省 国民健康・栄養調査より)。 摂取総エネルギーに占めるたんぱく質、脂質、炭水化物の割合も、この50年で脂質が大幅に増えており、高脂肪の食事をとる傾向になってきていることは明らかです。

油の働き

油の摂り過ぎは避けたいところですが、逆に足りな過ぎても身体にとってよくありません。油は私達の身体にとって、生命を維持するために必要不可欠な役割を担っています。その働きには、以下のようなものがあります。

・細胞膜などの生体膜を形成する
・コレステロール、ホルモンの材料となる
・第二のエネルギー源:糖質の約2倍のエネルギーを放出する効率の良い燃料源となる
・熱の発散を防いで体温を保つ
・太陽の光を利用してビタミンDを合成する
・脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助ける
・炎症を抑える

摂るべき油・避けるべき油

ここで重要なのが、摂取する油の種類です。
油は脂肪酸の種類によって分類され、大きくは飽和脂肪酸不飽和脂肪酸に分かれます。

 飽和脂肪酸は肉の脂身やバターなどの乳製品、ラードといった動物性脂肪に多く含まれます。常温で固まる性質の油で、多く摂取すると血液の粘度を高くし、動脈硬化や糖尿病などのリスク要因になります。体内で合成することができるため、摂り過ぎには注意したい油です。

 不飽和脂肪酸は、オレイン酸を代表とする一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)に分けられます。オレイン酸は、オリーブ油、なたね油などに含まれ、善玉コレステロールは減らさずに悪玉コレステロールだけを減らす働きがあります。ただ、一価不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸と同様に体内で合成することができるので、やはり摂り過ぎには注意が必要です。

 多価不飽和脂肪酸はさらに、n-6系とn-3系、いわゆるオメガ6とオメガ3に分類されます。どちらも体内では合成されないので、食事で摂る必要があります。

 食事で摂る際にとても重要なのが、オメガ6とオメガ3のバランス。オメガ6とオメガ3は4:1のバランスで摂るのが理想とされていますが、現代人の食事ではオメガ6を必要量の6倍摂っているとも言われています。

オメガ6は大豆油、コーン油、ごま油、マヨネーズ、マーガリンなどに含まれるリノール酸で、リノール酸が作用する物質は人間が生きていく上で必要なものです。しかし、一方で摂りすぎると心疾患やアレルギー反応を促進します。

 一方オメガ3を代表する油は、えごま油、しそ油、亜麻仁油(あまにゆ)などに含まれるα-リノレン酸や魚介類に含まれるEPAやDHAです。オメガ3には、脳の健康の維持、うつなどの神経疾患の予防、血管疾患の予防、アトピー性皮膚炎・花粉症などアレルギーの予防、脂質の代謝を改善するといった働きがあります。

 

お薦めな油の摂り方

調理油はリノール酸ではなく、オリーブ油、キャノーラ油などのオレイン酸を選ぶとよいでしょう。また、リノール酸を多く含む加工食品やお菓子類も摂り過ぎには注意が必要です。一方、オメガ3が多く含まれるえごま油、亜麻仁油、しそ油は熱に弱いため、ドレッシングなどの利用がお薦めです。そして、EPA、DHAが豊富ないわし、ぶり、さんま、さばなどの青魚を積極的に摂るようにしましょう。1日1食、魚を食べることが理想ですが、現代人の食生活では食事だけで完全に補うことは容易ではありません。日々の健康を保つために、サプリメントを活用するのもひとつの方法です。

 気になるオメガ6とオメガ3のバランスは、脂肪酸分画という検査で調べることができます。食事が肉や揚げ物に偏りがちな方、アレルギーや将来的な血管系疾患が気になる方は、一度ご自身の身体の脂質のバランスを調べてみてはいかがでしょうか。

澤登 雅一(さわのぼり まさかず)プロフィール
過去コラム一覧


三番町ごきげんクリニック 院長 

1992年、東京慈恵会医科大学卒業後、血液内科医として日本赤十字社医療センターで主に白血病や悪性リンパ腫などの血液がんの臨床に従事。2005年より三番町ごきげんクリニック院長。病気を診る立場から、病気にならないことの重要性を痛感し、アンチエイジング医療を実践するとともに、ライフワークとしてがんの治療に力を注いでいる。

医学博士

東海大学医学部 血液・腫瘍内科非常勤講師
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授
日本抗加齢医学会専門医・評議員
日本内科学会総合内科専門医
日本血液学会専門医
米国先端医療学会(ACAM)キレーション治療認定医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
エピジェネティック療法研究会代表幹事

著書:

細胞から「毒」が逃げ出す生き方~キレーション身体革命~』(講談社)
ビタミンCはガンに効く』(ディスカヴァー)
人より20歳若く見えて、20年長く生きる!』(ディスカヴァー) 

掲載日:2014年2月24日

 
 
    

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »