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ストレスには早めの対策を 副腎疲労症候群~アドレナル・ファティーグ~

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 春は、空気の温かさや美しい桜にホッと癒されますが、環境や人間関係に変化が起こり、ストレスにさらされやすい時期でもあります。適度なストレスは「人生のスパイス」といわれるくらい、人の成長に必要なものではありますが、精神的・身体的ストレスが長期に続くと心身にも影響を及ぼします。今回は、なかでも最近注目されている「副腎疲労症候群~アドレナル・ファティーグ」についてお伝えします。

「疲れやすい」「なんとなく意欲がわかない」...このような症状は「加齢」によるものと片付けられがちですが、実は副腎の疲労が原因となっている場合があります。これはストレスがある人なら、年齢に関わらず誰にでも起こりうる症状なのです。

副腎とは、腎臓の上にある重さ5g程度の小さな臓器で、別名「ストレスの腺」とよばれます。怪我や病気、仕事や対人関係など、ありとあらゆるストレス源に身体が対処できるようにする働きがその名前の由来であり、回復力・エネルギー・耐久力・そして生命そのものが副腎の正常な機能によって左右されるといっても過言ではありません。また、この臓器からは身体の重要な調整役となるホルモンがいくつも分泌されています。副腎の主な働きとして、

(1)生命活動の要となる血糖の調整
(2)水分・電解質バランスの調整、血圧の調整
(3)生殖機能に関与する性ホルモンの調整など

があります。

 実は、この小さな臓器からはストレスに反応して「コルチゾール」というホルモンが分泌されており、日夜私たちをストレスから守ってくれています。また、様々なステロイドホルモン(男性ホルモン・女性ホルモンに代表される)に分化する先駆体である「DHEA(ホルモンの母)」という物質が分泌されており、活力増進・筋力保持など抗老化に重要な働きをします。

怪我、感染症、遅発型食物アレルギー(慢性炎症)などの身体的ストレスや精神的ストレスが累積すると、副腎は休みなく働かなくてはならず、蓄えは枯渇してストレスに対抗できなくなります。ストレスにうまく対処できないまま、次のストレスに見舞われるとどんどん症状は悪化します。副腎が疲弊してくると生命活動に必要な様々なホルモンが出にくくなり、「うつ」に似たいろいろな症状が出てきます。これを「副腎疲労症候群」と言います。主な症状は、以下のとおりです。

また、「副腎疲労症候群」を引き起こす大きな要因として、生活習慣や食生活があげられます。そもそも「ホルモン」を産生するには良質で十分なタンパク質やバランスの良いビタミン・ミネラル、適度な休息が必要となります。エネルギー過多の栄養不足(炭水化物・脂質中心の食事、加工食品の多用)や、多忙な毎日では、必要な「ホルモン産生材料」を確保することができません。規則正しい生活もとても重要なのです。

副腎機能は、副腎から分泌されるホルモン量(コルチゾール・DHEA)を採血・唾液検査などで調べることでわかります。病気ではないのに最近疲れが取れない、なんとなくパワーが出ない、朝がつらいなどの症状がある方は、一度ご自分の「副腎機能」をチェックして、別の角度からストレスと向き合ってみてはいかがでしょうか?

澤登 雅一(さわのぼり まさかず)プロフィール
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三番町ごきげんクリニック 院長 

1992年、東京慈恵会医科大学卒業後、血液内科医として日本赤十字社医療センターで主に白血病や悪性リンパ腫などの血液がんの臨床に従事。2005年より三番町ごきげんクリニック院長。病気を診る立場から、病気にならないことの重要性を痛感し、アンチエイジング医療を実践するとともに、ライフワークとしてがんの治療に力を注いでいる。

医学博士

東海大学医学部 血液・腫瘍内科非常勤講師
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授
日本抗加齢医学会専門医・評議員
日本内科学会総合内科専門医
日本血液学会専門医
米国先端医療学会(ACAM)キレーション治療認定医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
エピジェネティック療法研究会代表幹事

著書:

細胞から「毒」が逃げ出す生き方~キレーション身体革命~』(講談社)
ビタミンCはガンに効く』(ディスカヴァー)
人より20歳若く見えて、20年長く生きる!』(ディスカヴァー) 

掲載日:2014年4月28日

 
 
    

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