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まだ若いのですが、長生きはするものです

昨年、欧州に向かう機内で「北のカナリアたち」を観ました。北海道最北の離島が舞台になっており、懐かしさがこみあげてきました。30年近く前になる北海道一周で訪れた夏の礼文・利尻、日差しはきびしいが大気は涼しく、野原には花があふれていた。なぜか思い出せないのですが、朝7時に宿を出て利尻富士頂上をめざし、15時の稚内行き連絡船に間に合うように、いまでいうトレイルランニングのように往復しました。以来、北海道には何度も行くのですが、残念ながら千歳--札幌といういつも同じコース。

しかし、ようやくこの4月に30数年ぶりのニセコに行けました。バスが便利だといわれましたが、むかし乗った列車に乗りたかった。札幌から小樽経由で倶知安・ニセコ。小樽からは単線。でも2時間少しの列車旅は物足りなく。こんなにも近かったんだと思いながら倶知安駅に降りると、目の前には蝦夷富士・羊蹄山。むかしと駅舎も変わっていないようで、風景も変わっていない。駅からはホテルのバスがあるというので、5分ほど待っているとバスがやってきました。

しかし、懐かしのセンチメンタルジャーニーはここまで。
現在のニセコはスイスを思わせてくれました。初めてスイスに行ったのは、北海道一周から4、5年後だったと思います。なにもかもが絵はがきになる国。いまのニセコも絵はがきになります。うれしかったのは、若い人たちが経営しているレストラン。地元でできる野菜をふんだんに使ったランチ、ミルクがいっぱい入ったデザート、おなかいっぱいになっても千円少し。

人も、インフラも、見違える、異なった時代になっていました。
うれしいことです。
長生きはするものだと納得しました。

話は変わりますが、ラクビー観戦が好きで30年以上になります。かつて人気があったのは早慶戦を中心とする大学ラクビー、社会人ラクビーもありましたが、地味なものでした。1987年早稲田大学が優勝したころから変化し始めたと思うのですが、プロではく、まだ国内が中心の時代でした。一方、1987年、第1回のラクビーワールドカップが開催されました。そして、海外では選手のプロ化とともに南半球のチームが躍進を遂げます。日本は第1回大会から出場しているのですが、これまでの成績は1勝2分21敗。特に1995年第3回大会にニュージーランドとの対戦は17−145。トップチームとの差は歴然でした。来年2015年の第8回はイングランドでの開催となっています。そして、2019年第9回ラクビーワールドカップは日本で開催されます。

IRB(国際ラクビー評議会)のランキングによると、日本は現在13位。1位はオールブラックスであるニュージーランド代表です。昨年の秋、オールブラックスとのテストマッチがあり、スコアは6−54、48点差の敗北。2013年オールブラックスは世界ランキング1位は当然としても、一度も破れることのなかったチームです。まさにトップに君臨しているわけですが、そのトップとの差が48点だということです。そして、日本代表の前監督とは違い、現監督は日本人選手中心となるチーム編成を行っています。

2019年日本開催のワールドカップでは、予選リーグを2勝以上し決勝トーナメント、つまりベスト8に入るということが目標となっているようです。開催国なのですから当然で、そのための日本代表の強化が進んでいるようです。
どこまで強くなれるのかわかりませんが、若い人は確実に力を付けています。
 
日本のすみずみまで豊かさを感じさせてくれるとともに、世界のトップクラスで活躍できる若者をみることのできる、これからも続くであろう良い時代の目撃者となっていきたいものです。

井戸 美枝(いど みえ)プロフィール
過去コラム一覧

CFP®、社会保険労務士。
社会保障審議会 企業年金部会委員

生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とし、経済エッセイストとして活動。人生の神髄はシンプルライフにあると信じる。

著書
世界一やさしい年金の本』(東洋経済新報社)『お金が貯まる人と、なぜか貯まらない人の習慣』(明日香出版社)など多数。

近著『人気セミナー講師・いどみえ先生の 社会保険がやさしくわかる本』(日本実業出版社)

井戸 美枝ホームページ


掲載日:2014年5月14日

 
    

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