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毎年健康診断を受けていてもわからない!「かくれ糖尿病」

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今回は、健康診断の測定値からでは見つけられない糖尿病、いわゆる「かくれ糖尿病」についてお話ししたいと思います。「かくれ糖尿病」とは、糖尿病であるにも関わらず、健康診断や人間ドックなどのスクリーニング検査で捉えられていない糖尿病のことです。

まず、糖尿病について簡単に説明します。血液中のブドウ糖の量を表すのが血糖値で、その血糖値が異常に多くなっている状態が糖尿病です。健康な人でも食事をすると血糖値は上がりますが、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが食事に合わせてすぐに分泌されるため、血糖値は異常なほど高くならず、短時間で通常のレベルに戻ります。糖尿病の患者さんやその予備群では、食後、①インスリンの分泌不足②インスリンの効果が出にくくなってしまう(耐糖能異常)ため、食後の血糖値が異常に上昇してしまいます。

糖尿病でも早期の場合、食後に血糖値が大幅に上昇するものの、食後3時間以降にはほぼ正常域まで戻るため、気づかれない場合があります。つまり、一般的な健康診断や人間ドックで行う空腹時の血糖値の検査ではわからないのです。これを言い換えると「かくれ糖尿病」といいます。実際に食後高血糖を見つけるためには、ブドウ糖負荷試験あるいは食後1~2時間の血糖値を測定する必要があります。ちなみに、食事をしてから2時間後に測定した血糖値が140mg/dl以上である場合を「食後高血糖」といいます。

糖尿病にかかると男性では10年、女性の場合は13年も普通の人に比べて寿命が短いと言われています。また、糖尿病の人は心血管疾患の発症リスクが普通に比べて約3倍です。「食後高血糖」の人は、食後の血糖が上がれば上がるほど心筋梗塞のリスクが上がる他、以下のようなリスクがあります。

(1)脳卒中や心筋梗塞など(大血管疾患)のリスクを高める。
(2)糖尿病網膜症の発症リスクの上昇と関連する。
(3)頸動脈の血管壁(内膜中膜)が厚くなる(動脈硬化が進む)ことと関連する。
(4)動脈硬化などの引き金になる活性酸素の働きの活発化(酸化ストレス)、血管の炎症、血管壁の働きの低下、の原因になる。
国際糖尿病連合(IDF)による2007年版『食後高血糖の管理に関するガイドライン』より


食後高血糖の状態を放置しておくと、やがて空腹時血糖値も高くなり、糖尿病へと進展してしまいます。しかし、『かくれ糖尿病』のうちに生活習慣を改善すれば、回復することも多いのです。

私のクリニックでは、血液検査を空腹時に限定せず、時には食後に行うようにしています。ぜひ一度お食事のあとに採血をしてみてはいかがでしょうか。

澤登 雅一(さわのぼり まさかず)プロフィール
過去コラム一覧


三番町ごきげんクリニック 院長 

1992年、東京慈恵会医科大学卒業後、血液内科医として日本赤十字社医療センターで主に白血病や悪性リンパ腫などの血液がんの臨床に従事。2005年より三番町ごきげんクリニック院長。病気を診る立場から、病気にならないことの重要性を痛感し、アンチエイジング医療を実践するとともに、ライフワークとしてがんの治療に力を注いでいる。

医学博士

東海大学医学部 血液・腫瘍内科非常勤講師
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授
日本抗加齢医学会専門医・評議員
日本内科学会総合内科専門医
日本血液学会専門医
米国先端医療学会(ACAM)キレーション治療認定医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
エピジェネティック療法研究会代表幹事

著書:

細胞から「毒」が逃げ出す生き方~キレーション身体革命~』(講談社)
ビタミンCはガンに効く』(ディスカヴァー)
人より20歳若く見えて、20年長く生きる!』(ディスカヴァー) 

掲載日:2014年6月2日

 
 
    

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