株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

運用を無理なく始めるための5つのステップ

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本年から始まったNISA制度も様々な改善が検討されているようです。これが生活者の投資に対する態度を変化させるきっかけになってくれればと願っています。同時に、NISAが非課税であることから、投資をする際に発生する税金というコストに注目する人が増えてくることになるでしょう。これもとても良い事です。

資産運用は結構、コストがかかるものなのです。個人投資家が人生を通じて資産運用を行う場合、投資信託は不可欠な投資商品です。そして、この投資信託のコストが高いことはよく知られています。そして、もうひとつ、大きなコストが税金です。一般に日本人は税金を取られるのは「仕方のないことだ」と思う傾向があります。しかし、この低金利時代、そんなことは言ってられません。投資に関するコストを下げるというのは、リスクを上げずにリターンを向上する最良の方法です。

いま、日本国が抱える最大の問題は巨大な政府債務をどのようにして改善するかということです。公的部門の借金のほとんどは日本の民間部門が貸しているお金です。景気回復を目指すアベノミクスにしても、世の中の景気を良くして、税収を増やすことで借金を返済しようというものです。同時にマイルドなインフレを誘導して実質債務を減らし、さらに消費税率などを上げて財政健全化を狙っています。そのために異次元の金融緩和、超低金利政策が続いています。

財政再建は国として絶対に必要なことです。しかし、同時にこれは政府にお金を貸している国民の負担になることも忘れてはいけないでしょう。しかも、インフレ的になっても金融緩和が続く以上、金利はそれほど上昇しない可能性もあります。低金利、インフレ、増税、これらはすでに進行しているのです。まさに「政府に政策あれば国民に対策あり」という心得が必要な時代なのです。

税金というコストを考えると確定拠出年金を利用するのが最もメリットが大きいと言えます。詳細は拙著、「自分でやさしく殖やせる 確定拠出年金 最良の運用術」(日本実業出版社)を参照していただきたいのですが、この制度を利用できるのにしていない個人の方、すでに口座を持っているがほとんど預金性のものにしている方などはもう一度、運用方法を検討してみることをお勧めします。

上掲の拙著では無理なく資産運用を始めるための五つのステップを紹介しています。まず、第一歩は確定拠出年金口座の現状の把握です。そして、第二ステップで投資残高の1割程度でグローバルな株式インデックス・ファンドに投資してみてはどうでしょうか。株価は上にも下にも大きく動きます。時には1年で半値近くなることだってないとは言えません。しかし、投資残高の1割だけを株式にしているのであれば、仮に50%株価が下落しても、全体へのインパクトは5%のみ。そのかわり、ある年には5割高ということだってありうるのです。毎日、値動きを気にする必要はありませんが、世界中の主要企業の株式を投信を通じて保有していると思えば新聞を読んだり、テレビのニュースを見る目も変わってくるでしょう。本格的な資産運用に踏み出すための最適な準備運動だと思います。

 無理なく始めるための5つのステップ

  ●確定拠出年金の現状を把握する、あるいは個人型確定拠出年金を開設する
  ●確定拠出年金の残高のうち1割程度でグローバルな株式インデックス・ファンドを
   買ってみる
  ●基本ポートフォリオを選びドルコスト平均法で積み立てる
  ●確定拠出年金の枠がいっぱいになってきたらNISA口座を開設し、補完的に使う。
  必要に応じて 課税口座も開設する
  ●ドルコスト平均法からバリュー平均法へ移行する

  (拙著「自分でやさしく殖やせる 確定拠出年金 最良の運用術」より)

岡本 和久(おかもと かずひさ)氏プロフィール
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ファイナンシャル・ヒーラー®

CFA 協会認定証券アナリスト (Chartered Financial Analyst)
I-O ウェルス・アドバイザーズ株式会社 代表取締役社長

慶應義塾大学経済学部卒。大手証券会社のニューヨーク現地法人、情報部などで証券アナリスト・ストラテジスト業務に従事、1990年に、バークレイズ・グローバル・インベスターズを設立、2005年まで 15年間代表取締役社長として年金運用業務に携わる。
2005年5月、個人投資家向け投資セミナーを行うI-Oウェルス・アドバイザーズ株式会社を設立、代表取締役社長に就任。現在、同社でマンスリー・セミナー、ハッピー・マネー教室などを開催する傍ら、長期投資家仲間によるクラブ・インベストライフを主宰。

著書に『自分でやさしく殖やせる 確定拠出年金 最良の運用術』(日本実業出版社)、『瞑想でつかむ投資の成功法』(総合法令)、『金遣いの王道』(林望氏との共著、日経プレミアシリーズ)、『資産アップトレーニング』(日本経済新聞出版社)、『100歳までの長期投資*コア・サテライト戦略のすすめ』(日本経済新聞出版社)、『長期投資道』(パンローリング)、『老荘に学ぶリラックス投資術』(パンローリング)、『親子で学ぶマネーレッスン』(創成社)など多数。

日本証券投資顧問業協会理事、同協会副会長兼自主規制委員会委員長、投資信託協会理事、日本CFA(Chartered Financial Analyst)協会会長。経済同友会会員。

掲載日:2014年6月23日

 
 
    

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