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物事を続けるために大切なのは「根性」ではなく「仕組み」

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6月21日22日と、丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスのフィールドワークで東北に行ってきました。仙台から入って、被災地の事業者を6社訪問。震災後の事業経営の現状と課題についてお話を伺いました。

フィールドワークの様子(内藤忍公式ブログより)

2011年の震災直後は、芸能人や文化人はじめ、東京からボランティア志願の人たちが大挙して押し寄せ、大賑わいだった東北の被災地も、今では訪れる人の数がめっきり減りました。地元の人のお話では、東京から被災地に来る人の数は、1年前に比べて3割くらいに減ってしまったそうです。

時間が経過すると共に、もう「過去のこと」として忘れ去られようとしているのです。しかし、東北の街の風景を見ると、特に都市部から郊外に出ると、まだ多くの場所で復興したとは言い難い状況が残っています。

私が講師を務める、丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスでは、震災が発生してから2年経って、東北へのフィールドワークを始めました。

この活動は、ボランティアとしてやっているのではありません。本当に東北に行きたいと思っている人たちが出かけ、現地で楽しく有意義な時間を過ごせるような「仕組み」を作って続けているのです。

実は、東北には東京では知られていない、素晴らしいコンテンツがたくさんあります。温泉から、海の幸山の幸、そして楽しいお祭りやイベントまで、バリエーション豊かです。ただ、東北の人たちは、シャイな人が多く、商売があまり上手とは言えません。そのせいもあって、東北ならではの素晴らしい自然や商品が、全国的に知られないままになっているのです。

このフィールドワークでは、毎回50名の受講者の方に、実際に東北に行ってもらい、現地で復興を目指す企業を訪問し、経営者の方から直接お話を伺います。東京には入ってこない情報をリアルに聞くことで、問題点が見えてきます。

そして、それらの会社が作っている商品を試食したり、気に入ったら購入したりして、楽しみながら学ぶことができるようになっているのです。そして、温泉宿に泊まって、東北の料理を楽しむ。毎回楽しい企画を工夫して、また来たいと思う人が一人でも多くなれば良いなと思っています。

参加した受講生の話を聞くと、とても楽しかったという感想と共に、被災地について考えるきっかけになったという意見も多くあります。また、自分の仕事やビジネスを展開する上で、何を経営の軸に据えるべきなのかについて、勉強になったという感想もありました。

ボランティアや現地のサポートをすることで東北と関わっていく方法もあります。しかし、現実問題として、それを長年にわたって続けられる人の数は限られています。実際、ボランティアを現地で続ける人の数は減ってきており、以前のような活況とは随分状況は変わってきています。

「無理をしてやる」「がんばってやる」という根性も必要な時がありますが、現実には続けるためには大きな負荷がかかり、ワークしないことも多いのです。

であれば、サステイナブル(持続可能)な仕組みを作るように工夫することが、続けられる方法として有効なのではないでしょうか。

東北を「助ける」というのではなく東北を「楽しむ」。そしてそれが結果的に東北を「助ける」ことにつながるという方法です。このような仕組みを考えれば、努力しなくても続けることができます。

実際、このフィールドワークにまた参加したいということで、講座を再受講する受講生も多いのです。

東北に必要なことは援助だけではなく、人の流れを作ってお金が動き出すようにすることです。東北を訪問した人が、現地の人たちとふれ合い、その魅力にたっぷりと浸る。そして、それをフェイスブックやツイッターなどのSNSで全国、全世界に発信する。それが、東北の魅力をさらに多くの人に知ってもらうきっかけになるのです。

このような「仕組み」が、他にもたくさんできれば、無理をしなくても東北との関わりが続いていきます。

丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスでは、このような東北でのフィールドワークという「仕組み」をこれからも続けていくつもりです。

内藤 忍(ないとう しのぶ)プロフィール
過去コラム一覧


株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長

一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事

1964年生まれ。
1982年 東京大学文科2類に入学。
1986年 東京大学経済学部卒。大学卒業後、住友信託銀行に入社。東京中央支店に配属。
      2年目から資金為替部で為替ディーリング業務を担当。
1989年 社内留学生制度で、MITスローン・スクール・オブ・マネジメントで留学。
      MBA取得。帰国後、市場金融部、企画部、総合資金部で資産運用業務を担当。
1997年 住友信託銀行を退社。
      英系資産運用会社のシュローダー投信投資顧問
株式会社に入社。
      ファンドマネージャーとして債券とグローバル・アセット・アロケーションを担当。
1999年 株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)に入社。商品開発、資産設計
      などを担当。
2004年 個人向け投資商品企画・運営会社であるマネックス・オルタナティブ・インベスト
      メンツ株式会社代表取締役に就任。
2005年 株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長に就任。
2011年 クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクター。
2013年 株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。
       一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

主な著書に、シリーズ12万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ(自由国民社)、「60歳までに1億円つくる術」(幻冬舎)、「「好き」を極める仕事術」(講談社)、「丸の内朝大学マネーの教科書」(朝日新聞出版)、「内藤忍の投資手帳」(ディスカヴァー21)、貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい!」(ディスカヴァー21)など多数。

近著:「究極の海外不動産投資」(幻冬舎)

公益社団法人日本証券業協会証券検定会員。 


掲載日:2014年7
月14

 
 
    

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