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マイホーム?それとも投資? -「お金を借りる力」を何に使うか

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会社を辞めて独立して仕事をするようになって変わったことは、銀行がお金を貸してくれなくなったことです。企業に所属しているのと、自営業者の間には、銀行の信用度に大きな差があるようです。

企業や役所に勤務している人には、勤務先の看板から得られる「お金を借りる力」があるのです。

しかし、組織で仕事をしている人の多くは、せっかくの「お金を借りる力」を消費に使っています。住宅ローンを組んでマイホームを購入したり、自動車ローンを組んでマイカーを手に入れたりという具合です。

一方で、この「お金を借りる力」を投資に使っている人もいます。

私の知っている30代の男性は、大学卒業後コツコツと貯金をし、300万円の資金を元手に、ワンルームマンション投資を始めました。家を買うことも、車を買うこともせず、購入したマンションからの賃料収入もローンの返済に回し、返済が進むとさらに2つ目、3つ目というように、買い増しています。

ローン残高が無くなれば、その物件からの賃料も新しく購入した物件のローン返済に回すことができます。投資用のローンを組むと、それを早く返済しようというインセンティブが生まれます。無駄な出費をするよりもローンの残高を少しでも減らそうと思うからです。

ローン金利2%で借入れしている人は、ローン返済すれば金利2%の預金をするのと同じ効果があります。自分で貯金をしようと思って出来ない人でも、このような状況になれば、資産形成に気合が入るのは当然です。

ローンを組んで手に入れるマイホームやマイカーは、将来の自分の収入を先に使ってしまうのと同じです。「アリとキリギリス」で言えばキリギリスの生活パターンです。

一方で、投資用の不動産は、現状の自分の収入を将来の資産のために積み上げているのと同じです。こちらは、アリの生活です。

どちらが良いとは言いません。ただ、ローンを投資に使うことをまったく考えもせず、当然のように「キリギリス」を選択してしまう人が多いのは勿体ない気がします。

人間は、様々なリソース(資源)を持っています。自分の能力や、人脈、金融資産といった具合です。そして、お金を借りる力も、そのリソースの中の1つなのです。

自分の持っているリソースを本当に有効に活用しているのか?仕事や資産運用だけではなく、借りる力についても、自分の実力を調べてみてはどうでしょうか?そして、その力を何に使うかも、様々な選択肢の中から考えてみるべきです。

内藤 忍(ないとう しのぶ)プロフィール
過去コラム一覧


株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長

一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事

1964年生まれ。
1982年 東京大学文科2類に入学。
1986年 東京大学経済学部卒。大学卒業後、住友信託銀行に入社。東京中央支店に配属。
      2年目から資金為替部で為替ディーリング業務を担当。
1989年 社内留学生制度で、MITスローン・スクール・オブ・マネジメントで留学。
      MBA取得。帰国後、市場金融部、企画部、総合資金部で資産運用業務を担当。
1997年 住友信託銀行を退社。
      英系資産運用会社のシュローダー投信投資顧問
株式会社に入社。
      ファンドマネージャーとして債券とグローバル・アセット・アロケーションを担当。
1999年 株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)に入社。商品開発、資産設計
      などを担当。
2004年 個人向け投資商品企画・運営会社であるマネックス・オルタナティブ・インベスト
      メンツ株式会社代表取締役に就任。
2005年 株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長に就任。
2011年 クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクター。
2013年 株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。
       一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

主な著書に、シリーズ12万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ(自由国民社)、「60歳までに1億円つくる術」(幻冬舎)、「「好き」を極める仕事術」(講談社)、「丸の内朝大学マネーの教科書」(朝日新聞出版)、「内藤忍の投資手帳」(ディスカヴァー21)、貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい!」(ディスカヴァー21)など多数。

近著:「究極の海外不動産投資」(幻冬舎)

公益社団法人日本証券業協会証券検定会員。 


掲載日:2014年10
月6

 
 
    

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