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会社にやってきました!「ナブテスコってこんな会社」 自動ドアも高付加価値化の時代なんですね

 

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会社にやってきました!「ナブテスコってこんな会社」

自動ドアも高付加価値化の時代なんですね

新幹線に乗って新大阪までやってきた2人。ここから在来線に乗り換えて、目指すは兵庫県神戸市の摂津本山駅。そこからタクシーに乗って10分ほど行ったところに、ナブテスコの甲南工場があります。 目的は、この工場にある自動ドアのショールーム。 ナブテスコは2003年、帝人製機株式会社と、株式会社ナブコが合併して出来た会社です。そして株式会社ナブコは、日本で初めて自動ドアを製造した会社として有名です。自動ドアのショールームを通じて、ナブテスコのルーツが見えてくるかも知れません。 さて、どんなルーツが見えてくるでしょうか。ショールームを見学しながら、ナブテスコさんの製品を教えていただきました。


自動ドアも高付加価値化の時代

デパートやコンビニエンスストア、病院、それからいろんなビル。私たちは日常、いろいろな建物に出入りしています。 その最初のアクセスポイントが入口の自動ドア。 でも、自動ドアを意識して見ている人って、たぶん、ほとんどいませんよね。晴れの日も、雨の日も、風の日も、雪の日も、人が近づいたら開け閉めしてくれる・・・・・・。 「なんて、健気なヤツなんだ」って思っているのは私くらいかも知れませんが、一度、自動ドアに近づいたら、こんなステッカーがあるかどうか、見てあげてください。


そう。これがナブテスコ製自動ドアの印。 これを見て「ああ」と思った方、大勢いらっしゃると思います。誰でも1日に1回は、この印が付いている自動ドアをくぐっているでしょう。 ところで、自動ドアってどんなイメージがありますか。 何もイメージが湧いてこない? 確かに、空気的な存在になっていますよね。今ではビル、建物のほとんどに自動ドアが取り付けられていますから。むしろ、ドアの前に立った時、自動で開かないと、戸惑ってしまうくらいかも知れません。 でも、実は自動ドアも今や、高付加価値に向かって日々、製品開発が行われているのです。


多機能トイレ用自動 ドアシステム

高齢社会対応のドアもあります。歳を取ると、力が無くなって、重いドアがなかなか開けられないということもあるでしょう。また、風がビュービュー吹いていると、風圧でなかなかドアが開けられないという経験をした方も多いと思います。「住宅開口部用アシスト駆動装置」が付いている、このドアは、ほとんど力を入れなくても、すっとドアが開いてくれます。自動ではないけれども、ちょっとした力ですーっとドアが開く。そんなアシスト装置も作っているのですね。



プラットホームドア(横浜市交通局)

電車のプラットホームにもナブテスコの技術が使われています。たとえば地下鉄のホームと電車との間に自動ドアを設けている駅が増えてきました。線路への転落を防ぐためのものというのは、ご存じかと思います。自動開閉式の柵になっているものもあれば、全面、線路とプラットホームが隔離されているものもあります。

後者については、線路と遮断されるだけに、プラットホーム内の空調効率が高まるのですが、一方、プラットホーム側のドアと、電車との間に出来た空間に乗客が取り残される危険もあります。でも、そのような時はドアの横に手動で開くもうひとつのドアが設けられており、それを開けることによって、プラットホームに戻ることができます。安全性への配慮も忘れていないのですね。

そして、今回の見学で一番関心したのが、最新鋭の自動ドア、「インテリジェントecoドアシステム」です。

インテリジェントecoドアシステムのイメージ

これ、凄いですよ。何が凄いのかって、「あっ、この人は中に入ろうとしているんだ」、「この人は単に僕(ドア)の前を通り過ぎようとしているんだ」ということを、自動ドア君が判断して、開けたり、開けなかったりしてくれるのです。 開けたり、閉めたり、ではないですよ。開けたり、開けなかったり、です。 誰でも経験あると思うのですが、自動ドアの前を誰かが通り過ぎるだけで開いてしまう自動ドアって、結構たくさんありますよね。あまりにも人通りが激しい場所だと、ずっと開きっ放しということもあります。
冬、寒いですよね。
インテリジェントecoドアシステムは、センサーによって、この人は中に入ろうとしているのか、それともただ通り過ぎようとしているだけなのかということを判断して、ドアの開閉を行ってくれるシステムです。某鉄道駅のモニターによると、自動ドアの開放時間、不要開放時間が約45%も削減されたそうです。また、某病院でのモニターでは、通常の自動ドアに比べて外気流入量が約40%削減され、空調機の消費電力が約20%も削減されたそうです。
まさにエコですね。
「たかが自動ドア」と思う人もいるかも知れませんが、そこにあらゆるアイデアと創造力を盛り込んで、新しい付加価値を生み出す。日本企業の底力を見た気がしました。


掲載日:2014年2月28日

   
    

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