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テーマ株の特徴は?投資戦略はどう考える?

 


 

株式市場では、特定銘柄や業種といったくくり以外にも、同材料(テーマ)に関連する銘柄が幅広く注目され、大きな値動きを取り市場を牽引することもしばしばあります。そのため、これらのテーマ株の動きや新たなテーマの存在は、投資戦略の上で見逃せないもののひとつです。テーマ株の特徴およびテーマについてどう捉えていけばよいのかを実例を交えながら解説します。

 

テーマ株とは一体何なのか

テーマ株とは、現在話題となっている材料に関連する企業の銘柄をひとくくりとして捉える株式の分類方法のひとつです。テーマは、注目される新技術や、社会問題に関係するものなど多岐にわたります。

ある材料でひとつの銘柄が急騰すると、その材料に関連する銘柄が活発に取引されるようになり、関連銘柄が全面的に大きく値上がりする傾向があります。銘柄は必ずしも同業種ではなく、一定のテーマに関連するということが特徴です。それぞれの企業の業績や市場は関係なく期待値のみで急騰することもあり、似たような株価の推移をたどります。

テーマの一例を挙げると、フィンテックやビットコイン関連といった経済関連や5G、人工知能といった技術関連、マイナンバーやオリンピック関連といった時事関連などがあります。今旬の話題に関連する銘柄と考えておくとよいでしょう。現在話題のテーマや今後注目が予想されるテーマに関しては、各証券会社のサイトなどでも情報が提供されています。

 

テーマ株の動きの特徴を実例で検証

比較的近年に大きく動いたテーマ株を検証してみましょう。テーマ株を初動で掴むことに成功した場合、株価は数倍以上に値を伸ばすケースも少なくありません。

記憶に新しいのはポケモンGO関連でしょう。ポケモンGO開発元の任天堂(7974)の株価は、発表前の7月前半は1万円台後半で推移していました。しかし、ゲームリリースの情報とその注目度により、7月19日には一気に3万円台の年初来高値をつけることとなりました。その動きを契機として、同時にポケモン関連施設を運営するサノヤスHD(7022)、ポケモンのアニメーションを手がけるイマジカロボットHD(6879)などの関連株も7月19日の任天堂の高値につられるように大きく値上がりしています。

しかし、テーマ株の高騰は一過性のものであることが多いです。任天堂を含め多くの関連株の上昇も、ポケモンブームが落ち着いた後は元の水準より若干高値の状態という結果に終わっています。

 

テーマは投資の対象として適切か

テーマ株として市場から注視されるような段階になってからの投資では、大きな値上がりが期待できないケースが多いです。テーマ株での投資を考える場合には、いかにそのテーマに早く着目するか、またテーマの注目度が停滞する前までに売り抜けることができるのか、ということがポイントとなります。電力自由化関連など、注目されている事象が一度きりのものは売り抜けタイミングを誤ると損失を被ることも起こり得ます。

このような特徴から、テーマ株は基本的に短期的な投資向きであり、テーマの内容によっては中長期的な投資には向かないと考えた方がよいでしょう。特に業績などの企業データと比較して値上がりの異常に大きな銘柄への投資は注意が必要です。

 テーマ株の中でも比較的中長期の投資に向いているものは、将来的に成長が期待できる業種です。IT関連やバイオ関連など定期的に注目されるテーマの場合は、長期的に保有したとしても、違う材料で再び注目を集める可能性もあります。

 

テーマ株は初動が起こる前、もしくは早い段階で短期的な投資を行うには多大な結果をもたらしますが、市場から注目されるような段階になるといつ反落するかわからないという危険が待っています。適正な株価から大きく逸脱して上昇している銘柄への投資は避けるのが懸命でしょう。

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