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株にもイロイロありまして

 

株式相場の分析や解説には、さまざまな用語や分類が用いられます。一種のテーマ株ともいえますが、景気連動性を基準とした景気敏感銘柄やディフェンシブ銘柄の他、輸出関連株と内需関連株という分類で特徴をまとめることもできます。また、仕手株など値動きに特徴のある銘柄もあります。これらの株の捉え方について投資方針と合わせてみていきましょう。

 

景気連動性を基準とした景気敏感銘柄とディフェンシブ銘柄

景気連動性を基準とした銘柄分類に、景気敏感銘柄とディフェンシブ銘柄があります。景気敏感銘柄はその名前の通り、景気に合わせて株価が変動しやすい銘柄です。具体的には、パルプ・鉄鋼・化学などの素材産業や、電機・自動車などの輸出関連銘柄があてはまります。景気敏感銘柄は好景気下で値上がり率が高くなりますが、不景気となると業績が悪化し、株価も大きく値下がりします。投資判断にあたり、PERなどの財務指標があまり参考とならないことが特徴です。比較的値動きの幅が大きいため、積極的にキャピタルゲインを取りたい場合に向いている銘柄です。

一方、景気との連動性が低い株をディフェンシブ銘柄といいます。主に生活必需品を扱う企業のもので、電力やガス関連や食料品、医薬品などが該当します。これらの企業の株は景気の影響を受けにくいため、大きな株価変動がなく安定していることが特徴です。そのため、資産価値変動などのキャピタルゲインよりも利息配当などのインカムゲインを目指した中長期型の投資に向いています。

 

輸出関連銘柄と内需関連銘柄

景気連動性による区分とも似たものになりますが、輸出関連銘柄と内需関連銘柄という分類もあります。輸出関連銘柄は、海外に多くの収益先を持つ企業の株をいいます。為替の動向や世界情勢の影響を受けやすく、円安局面で業績が好調となり株価が値上がりしやすいのが特徴です。主な輸出関連銘柄には、自動車関連や電機・機械関連などがあります。

これに対し、内需関連銘柄は、国内が主な収益先となる銘柄です。業績は国内の景気の影響を受けますが、為替の影響はさほどありません。そのため、円高局面で投資対象とされることが多いです。株価の変動は大きくなく、輸出関連銘柄よりも配当や株主優待なども充実する傾向があり、中長期保有によるインカムゲイン目的での投資に向いています。主な内需関連銘柄には、電力や小売、通信、不動産、建設、鉄道などが挙げられます。

また、内需関連銘柄の中には、輸入をともない円高の恩恵を受ける輸入関連銘柄、不況に強い生活必需品関連のディフェンシブ銘柄も含まれます。

 

投資を避けるべき仕手株とは

仕手株とは、株価変動要素以上に株価が上下し投機的な動きが見られる銘柄をいいます。低位株やボロ株と呼ばれる1株100円以下の株で、空売りが可能な株がターゲットとされます。値動きに業績等は一切関わりなく、赤字株であることも多いです。

仕手株は仕手筋の意図的な大量買いによって突然高騰しますが、一定の値上がりに達したところで突然空売りを仕掛けられ、元の株価へ向けて急落します。これらの値動きは仕手筋によるもので、意味があるものではありません。仕手株は上手くタイミングを掴めば大きな利益が得られますが、ギャンブルと同様です。売り抜けることができなかった場合は大きな損切りか、長期間の塩漬け株となってしまいます。仮に値上がり局面であっても基本的に手を出すべきではない株といえます。

仕手株とよく似たものに、材料がきっかけで急騰する材料株と呼ばれるものがあります。株価は何らかの材料によって変動するものですが、材料株の場合は、その内容は契機に過ぎず、過剰な需要が要因で値上がりが起こります。人気は一時的で、時期を過ぎると急落し元の水準に戻るのが特徴で、仕手株と同じように捉えるべき株です。

 

株はその企業の財務状況や業績の他にも、さまざまな変動要素を持ちます。今回ご紹介した株は、その変動要素に特徴がありましたが、投資をお考えの株がなぜ上下するのかを理解しておくことは、投資方針の決定やリスク回避のために重要です。目先の値動きだけで銘柄を追わないようにしましょう。

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