株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

メンテナンスのお知らせ

サーバメンテナンスのため、下記時間帯でK-ZONE moneyがご利用いただけません。
■メンテナンス時間:8/5(金) 15:00 ~ 8/6(土)終日
お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承下さいませ。

三菱UFJ投信 日本株アクティブ・ファンド『凄腕』糸島孝俊チーフファンドマネジャーに聞く 凄い経営者に着目して投資する『凄腕』 - ファンドマネージャーインタビュー(第1回) - 投資信託 |

  • PR
  • PR
  • PR
 
 

投資信託 [ ファンドマネージャーインタビュー ]

【第1回】三菱UFJ投信 日本株アクティブ・ファンド『凄腕』糸島孝俊チーフファンドマネジャーに聞く 凄い経営者に着目して投資する『凄腕』

三菱UFJ日本株アクティブ・ファンド「凄腕」は、徹底した企業訪問による「ボトムアップ」アプローチで市場平均(TOPIX)を上回る運用実績をあげている。
運用を担当している糸島孝俊チーフファンドマネージャーに、投資家はどんな運用スタイルに注目すればよいかを聞いたところ、「それまで平均的な企業でも、凄い経営者に変わったときから良い変化を遂げていきます。平均的な企業から飛躍をする、まさにそのタイミングを狙って投資する」と強調した。

「凄腕」はアクティブ型の投信ですが、その運用方法について教えて下さい。

糸島チーフファンドマネジャー(以下糸島CFM):

アクティブ型にはおよそ二つの運用スタイル「ボトムアップ」アプローチと「トップダウン」アプローチがあります。

「ボトムアップ」は企業訪問と企業調査を中心とした銘柄選択スタイルで、「トップダウン」は国内・国際情勢、経済・為替等の動向を睨んで、どのセクター(業種)が良いのかを判断し、銘柄を選択するスタイルなわけです。

凄腕は前者、すなわち「ボトムアップ」アプローチで銘柄を選択していきます。目標は日本市場のベンチマークの一つ、TOPIXに勝つことです。総勢8人のメンバーで運用を行っています。

編集部注:TOPIX→東証株価指数の別名。東証1部に上場している企業の時価総額を加重平均したもの。

アクティブ型についてもう少し教えて下さい。

糸島CFM:

アクティブ型はベンチマークに勝つことを目的とする投資信託です。例えば、TOPIXの構成銘柄数は1700程度ですが、そのうちの約100銘柄を選りすぐり、それら厳選銘柄でのファンド組成により、市場平均を上回ろうとするわけです。

糸島流の「ボトムアップ」アプローチとは?

糸島CFM:

徹底した企業訪問です。ただし、効率性も求められるので、ローラー作戦的なものではなく、あらかじめ様々なデータ(財務諸表等)を使い、スクリーニング(洗い出し)をして、目星をつけて企業を回ります。

経営陣の方はお忙しいので、一回の訪問は約1時間程度にとどめ、説明会なども大いに活用します。こちらの取材能力が問われる仕事です。

「凄腕」の名前の由来

糸島CFM:

それまでは平均的な企業でも、凄い経営者に変わったときから良い変化を遂げていきます。「凄腕」はそういった経営者に着目をして投資を行っていきます。平均的な企業から飛躍をする、まさにそのタイミングを狙って投資する訳です。

つまりバリュー投資(割安な銘柄への投資)です。「凄腕」という名前には、そういった投資アプローチをするという意味が込められています。


売買というのはどういう風に行っているのですか?

糸島CFM:

ファンドマネジャーは実際の売買には関わりません。売買の指示をトレーダーといわれる専門職の人たちに出します。朝に指示を出した後は、ポートフォリオ構築や企業調査に時間を費やします。

ファンドというのは複数の銘柄に投資をしているわけですが、その割合というのはどういう風に決めているのですか?

糸島CFM:

TOPIXに勝つということは、自分の見込んだ株以外でも、市場において存在感のある株にも投資しなければならない部分もありますので、それらも組み入れます。

また、今、割安な株に投資していても、より割安な銘柄を見出した場合には、前者の株の割合を低くし(売り)、後者の株の割合を増やしていきます。ただ、ファンドには予めルール(運用基準)というものを作るので、そのルールに従って決めていきます。

ベンチマークに勝つということの意味

糸島CFM:

例えば、TOPIXが2割とか3割とか下落したとき、1割~2割の下落にとどめる運用をするのがアクティブ型です。よく誤解をされたり、なかなかご理解をいただけないことでもあるのですが・・・。景気の悪いときにも着実に成長をしている企業もあります。そういった企業を見つけ、投資をすることにより、日本市場全体平均を上回る運用を目指しています。

市場において評価不足の銘柄を発掘して投資する行動は、結果として中長期的に市場を上回る確度が高まります。

最後の質問ですが、今後の日本経済に対する展望は?

糸島CFM:


糸島 孝俊 氏

今年4月の会社法施行に伴い、世界のルールに近づいてきて世界に挑戦する土壌はほぼ整ったと考えています。
  先日の王子製紙やAOKIに見られる一連のTOB提案のアドバイザーとして、日本の証券会社がメインとなった。これは実は重要なことです。企業統治を含め、足元が固まってきたと考えています。

日本にも大M&A時代が到来し、経営にも変化がおきます。買収をされないような企業の努力が求められ、企業価値をあげていく努力が求められます。海外の企業に比べ日本の企業のROEはまだまだ低い。バブル時代のROEを超えたにも関わらずです。そういった時代の変化に対応出来るかどうかは経営者の腕次第だと思います。

今年のM&Aの構図としては、国内トップ規模の企業が地方の優良企業を”時間を買う”感覚で買収に動くというところでしょうか。私はM&Aされる側に注目しています。

来年は海外勢を含めた構図を想定しています。様々な動きが想定され、強い展開になるのではないでしょうか。今は国内株式市場が需給等で足踏みをしていますが、来年にかけて大きな変化があると考えています。


インタビュー:2006年9月 聞き手:QBR 小林 新 (掲載日:2006年10月1日)



プロフィール
糸島 孝俊 (いとしま たかとし)氏

職歴

1989年4月 山一證券(株)入社
1994年5月 (株)山一証券経済研究所出向
企業調査部でシニア・アナリスト業務を担当
1996年11月 山一投資顧問(株)(現:ソシエテジェネラルアセットマネジメント)出向
年金運用部で国内株式などのファンドマネージャーとして運用業務を担当
1998年4月 東海投信投資顧問(株)入社
年金運用部のファンドマネージャーとして国内株式の運用を担当
2000年3月 投信担当ファンドマネージャーとして国内株式(「凄腕」など)を運用開始
2001年4月 パートナーズ投信(株)は東海投信投資顧問(株)と東洋信アセットマネジメント(株)から投信業務の営業譲渡を受け、UFJパートナーズ投信(株)と社名変更
2001年4月 UFJパートナーズ投信(株)入社
エクイティ運用部バリュー運用グループ チーフファンドマネージャー
2005年10月 UFJパートナーズ投信(株)は三菱投信(株)と経営統合し、三菱UFJ投信(株)へ
2005年10月 三菱UFJ投信(株)入社
株式運用部バリューグループ 次長 兼 チーフファンドマネージャー
ファンドプロフィール
三菱UFJ 日本株アクティブ・ファンド「凄腕」

ファンド基本情報

委託会社 三菱UFJ投信株式会社
設定日 2000年10月31日
純資産総額 1308.99億円(2006年9月27日)
基準価格 11,004円(2006年9月27日)
決算: 年1回(10月30日)
設定来分配金合計 6,300円
運用方針 日本の証券取引所上場株式及び店頭登録株式を主要投資対象とする。
投資銘柄にあたっては資産・利益等に比較して株価が割安と判断され、かつ今後の株価上昇が期待できる銘柄に厳選投資することを基本とする。TOPIXをベンチマークとし中長期的にこれを上回る投資成果を目指す。


 
   
    

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »