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DIAMアセットマネジメント 中島 敬雄 社長(上) 「投信市場に積極攻勢、その理由とは」 - トップインタビュー(第27回) - 投資信託

 

投資信託 [ トップインタビュー ]

【第27回】

DIAMアセットマネジメント 中島敬雄社長(上)

投信市場に積極攻勢、その理由とは

DIAMアセットマネジメントが今年後半から立て続けに新ファンドを打ち出している。攻めの姿勢を強める背景や、国際会計基準(IFRS)導入による企業年金運用の変化などについて同社の中島敬雄社長に聞いた。

ハイペースで新規ファンドを設定しているようだが。

中島氏:

今年後半だけで一挙に6ファンドを投入した。新興国に対して経済成長の確信度合いが高まったため、当社では現在、新興国にフォーカスした経営戦略に軸足を移している。この6ファンドも大半が新興国に関係している。例えば、『ラッキークローバー』の投資先はブラジル、南アフリカ、メキシコ、インドネシアの資源を保有する4ヵ国の債券だ。先進国で資源を保有する4ヵ国(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ノルウエー)の債券に投資する『ハッピークローバー』の新興国版といえる。新興国の成長の具現化に加えて、内外の金利差や足元で円高が進み、投資タイミング的に好機と判断したこともファンドを相次いで投入している理由だ。だが、日本に決して悲観的なわけではない。少子高齢化の進行など、日本は先進国の2、3周先を走る超先進国というのが持論。先進国経済が崩れて相対的に日本への見直し機運が高まれば日本株ファンドに再び焦点を当てるチャンスも来よう。


既存ファンドでは『世界家主倶楽部』に資金が流入しているが、人気の理由は。

中島氏:

2009年度上期(4~9月)の元本増加ランキングでは、当社の『世界家主倶楽部』が5718億口でトップに躍り出た(表2参照)。このファンドは2004年4月の設定でグローバルREITファンドの中では先駆け的な存在の一つだ。運用実績があることや、アドバイザリー(投資助言会社)のREIT銘柄を選ぶ能力、なんといっても運用利回りの高さが評価されているのだろう。上期は全体的に大型ファンドの残高が目減りした中、『世界家主倶楽部』には資金も流入して残高が増加し健闘した。

  (表1) DIAMの2009年度下期の新規注力ファンド

ファンド名・愛称主要販社
ラッキークローバー 池田銀行、水戸証券 等
トリプルエース みずほ銀行、信金中金、紀陽銀行 等
世界ハイブリッド証券ファンド通貨選択
 円コース
 豪ドルコース
 ブラジルレアルコース
 中国元コース
大和証券
みずほ世界不動産 通貨選択
 円コース
 米ドルコース
 豪ドルコース
 ブラジルレアルコース
 ロシアルーブルコース
 インドルピーコース
 中国元コース
 南アフリカランドコース
 マネープールファンド
みずほ証券
新興国ソブリンオープン通貨選択
 円コース
 豪ドルコース
 南アフリカランドコース
 ブラジルレアルコース
群馬銀行、水戸証券 等
毎月サンバ 水戸証券、マネックス証券 等


執筆:QBR 小林新、根岸てるみ(掲載日:2009年12月21日)

   
    

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