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ソシエテ ジェネラル アセット マネジメント 浜田常務執行役員 「8%の高成長見込めるチャインドネシアに投資」 - トップインタビュー(第30回) - 投資信託

 

投資信託 [ トップインタビュー ]

【第30回】

ソシエテ ジェネラル アセット マネジメント 浜田常務執行役員

8%の高成長見込めるチャインドネシアに投資

ソシエテ ジェネラル アセット マネジメントが3月中旬に新規設定した『アムンディ・チャインドネシア株投信』は"チャインドネシア"(中国、インド、インドネシア)に投資する国内初の追加型株式投信。この3カ国の投資魅力などについて同社の浜田直之常務執行役員に聞いた。

チャインドネシアに注目する理由は。

浜田氏:

世界経済の流れはG7から新興国を含むG20(※1)へと移りつつあり、新興国の存在感が増している。世界経済がリーマン・ショック後の低迷から抜け出すためには新興国の経済成長力が欠かせない。新興国の中でもチャインドネシアに注目した理由は、互いに成長を補完し合いながら、さらなる経済発展が期待できるからだ。例えば、2008年の中国からインドネシア、インドからインドネシアへの輸出額はそれぞれ前年比約8割増となるなど、3カ国間の貿易量がここ最近、急速に増加している。また、インドネシアは話題性も多い。G20のメンバーの一員となったうえ、今年1月にはインドネシアも加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)が中国と自由貿易協定(FTA)を締結したため、資源を豊富に保有するインドネシアと中国との貿易は益々活発になりそうだ。

アジアの中ではベトナムやフィリピンなどの成長性も期待されているが。

浜田氏:

チャインドネシアの成長力と経済規模を比較すると見劣りする。2009年のアジア地域の国内総生産(GDP)の見通しは実質ベースでマイナスとなる国が目立つ中、チャインドネシアはプラスのうえ、過去の実績をみても安定感がある。当社が算出した2010年のチャインドネシアの実質GDP成長率は約8%の見込みだが、VISTA(※2)とNEXT11(※2)はこの半分以下の水準に止まる。2011年のチャインドネシアの実質GDP成長率は8%超と、相対的に高い成長率を今後も維持できるだろう。さらに、世界の人口の約41%(2008年末時点)をチャインドネシアが占めるなど人口の多さも魅力の一つだ。

『アムンディ・チャインドネシア株投信』の特色は。

浜田氏:

ファンド・オブ・ファンズ形式で運用実績のある3つのファンドに概ね3分の1ずつ投資している。各ファンドともに個別企業の調査・分析を重視したボトムアップ・アプローチという運用手法に基づき銘柄を選別する。各ファンドの運用責任者はそれぞれ20年前後の運用経験があり、新興国に精通している点も強みだ。各ファンドの組入銘柄数は20~30銘柄程度と絞り込み、中国株やインド株では中小型株にも投資して積極的にリターンを狙う。

先行き明るい見通しが目立つチャインドネシアだが、死角はないのか。

浜田氏:

高い経済成長ゆえにインフレになりやすく、これを抑制するための金融引き締めが今後何度もあるだろう。チャインドネシアの政策金利が引き上げられる度に株式市場は悪影響を受けるかもしれない。ただ、利上げは巡航速度の経済成長を続けるための対策だ。これに加えて、"理不尽なリスク"もやや懸念材料ではある。リーマン・ショック時のように投資家のリスク許容度が低下した場合、新興国のファンダメンタルズに関わらず海外投資家の資金引き揚げが起きる可能性がある。新興国に投資する場合、政治リスクにも注意が必要だが、これまで政治不安が大きかったインドネシアはユドヨノ政権以降に安定化し、チャインドネシアの政治リスクは以前より小さくなっている。



※1 G7の米国、英国、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダにアルゼンチン、インド、インドネシア、オーストラリア、韓国、サウジアラビア、中国、トルコ、ブラジル、南アフリカ、メキシコ、ロシア、EU(欧州連合)を加えたのがG20。G7は定期的にサミットを開催して世界経済などを議論しているが、最近は新興国の経済発展が目覚ましいため、新興国を含むG20で議論する動きになりつつある。
※2 VISTAはベトナム、インドネシア、トルコ、南アフリカ、アルゼンチン。
※3 NEXT11は韓国、メキシコ、トルコ、インドネシア、イラン、パキスタン、ナイジェリア、フィリピン、エジプト、バングラデシュ、ベトナム。
 
 

執筆:QBR 根岸てるみ(掲載日:2010年3月31日)

浜田直之 氏

経歴

愛媛県出身、関西学院大学商学部卒
山一證券入社
安田火災海上保険(現 損害保険ジャパン)入社
損保ジャパン・アセットマネジメント 営業部部長
新生銀行入行
新生インベストメント・マネジメント 副社長
2008年7月より現職 ソシエテ ジェネラル アセット マネジメント 常務執行役員投資信託本部長 兼 商品・国際業務本部管掌

   
    

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