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NT倍率を利用してTOPIX先物と日経225先物の両方を取引した方がリスクを抑えられる。TOPIX先物ならではのサヤ取りがETFとの組合せ ‐ 東証「TOPIX先物」が進化した! - 先物・オプション

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先物・オプション [ 東証デリバティブ市場が変わる! ]

東証「TOPIX先物」が進化した!【第2回 津島朋憲氏(2)】

NT倍率を利用してTOPIX先物と日経225先物の両方を取引した方がリスクを抑えられる。TOPIX先物ならではのサヤ取りがETFとの組合せ

 

■NT倍率を利用しながらTOPIX先物と日経225先物の両方を取引することで、低リスクでのサヤ取りが可能

日経平均とTOPIXの相関性を表すNT倍率(日経225÷TOPIX)を活用した取引があります。個人投資家にとって、NT倍率による取引にはどんなメリットがあるとお考えですか。


システムトレード塾代表
津島朋憲氏

津島氏:

われわれが行っているシステムトレードの常識では、1トレードあたりの損失を最大で資金の2%以内に抑えるのが一般的です。ドローダウンが2%というと、100万円の資金で1トレード2万円の負けです。

実際の取引のなかでは、この程度の損失は珍しくないという投資家はいらっしゃるかもしれません。しかし、システムトレードでは明らかにリスクの取りすぎです。

たとえば、日経平均が3日で200円以上動くことはよくありますが、日経225miniでは2万円以上の損益となり、オーバーリスクなのです。システムトレードでは、このくらいのリスクで取引を続けるうちに、100万円程度の資金はいずれなくなる可能性が高いと判断されます。

このリスクを適正レベルまで下げるためには、(1)さらに投資資金を積む、(2)投資ロットを下げる――という2つの方法があります。個人投資家にとって資金を積み増しするのは現実的ではないでしょう。

そこで、NT倍率を活用します。NT倍率なら、過去のデータから10日間で100ポイント以上動くことはそんなに多くないと判断できます。一気に投資リスクを下げて、ボラティリティをコントロールできる。すなわち、日経225先物だけで取引するよりも、TOPIX先物を併用して、NT倍率を利用したサヤ取りをする方が、適正リスクでの取引が可能になるのです。小さな資金の投資家でも、比較的安全に市場へ参加できる可能性が広がります。


■ミニTOPIX先物を活用して細かく時間分散をした取引が可能に

ミニTOPIX先物は、23社によるマーケットメイカー制度が導入されます。これはNT倍率を活用したサヤ取りに影響がありますか?

津島氏:

あるでしょうね。マーケットメイカーの導入によって、きちんと値段がつきやすくなるわけですから、NT倍率のサヤ取りには好影響です。

また、これまでラージ2枚で取引していた人なら、こんどはミニ20枚を時間分散して取引することができるようになりました。サヤの大きさは常時変わっているので、小さいときに1/3、大きくなったら1/3、最大だと思ったら1/3など、時間を分散させて取引をするのです。

実は、サヤ取りでいちばん難しいのは、どのくらいのサヤ幅になったら取引をするのかという判断です。取引機会を細かく分散できる意味は大きいと思います。

■市場全体を網羅するTOPIXの先物ならではサヤ取りが、ETFとのあわせ技

他の金融商品と組み合わせた取引という観点で、考えられる手法はあるでしょうか。

津島氏:

TOPIX先物/ミニ先物とETF(上場投資信託)を組み合わせる手法があります。たとえば、今後も円高が進んで輸出中心の機械セクターは下がると見たら、業種別ETFの機械セクターを売り、TOPIX先物を買っておくのです。テクニカルな判断であれ、ファンダメンタルなアプローチであれ、特定の業種について上昇予想なら、そのETFを買ってTOPIX先物を売る、あるいは、特定業種につい下落予想なら、その業種別ETFを売って、TOPIX先物を買うということです。

ここでのポイントは、業種別ETFと組み合わせるのは、日経225先物ではなく、TOPIX先物の方が有効であるということ。日経平均の構成銘柄数は少なく、市場全体とは異なった動きをすることがあるからです。市場全体を網羅するTOPIXならではの手法だと思います。

デリバティブには、たくさんの収益チャンスが隠されているのですが、なかなか気づかないものです。ETFとの併用はその代表的な手法ですが、手軽さやわかりやすさの点で今後はTOPIX先物/ミニ先物とETFの組合せは有効と言えるでしょう。

また、ETFとTOPIX先物を使って配当分を取るという考え方もあります。ETFには配当に相当する分配金がつきますが、TOPIX先物/ミニ先物にはそれがありません。したがって、TOPIX連動のETFを買ってTOPIX先物を売ることで、理論的には株価の変動リスクを避けながら配当を取ることができます。「ETFを使ったローリスクな配当取りの手法」なのです。



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Fanet MoneyLife(掲載日:2011年11月22日)

 
   
    

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