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第2回 お金の準備方法は「稼いで」「節約して」「貯める」が基本 - ライフプラン別資産運用活用術

ライフプラン別資産運用活用術

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人生とお金の関係をシンプルに考えてみると、いくつのパートに分かれると思いますか? ライフプランとお金について考えるベースとして、一度お金と私たちとの関係を整理してみましょう。

お金と個人の関係を大きく分けてみると、「稼ぐ」「使う(節約する)」「貯める(増やす)」の3つでできているといえます。年収が240万円でも1,000万円でも基本的には同じです。これに「借りる/返す」が加われば、お金の問題はほぼすべて語り尽くせるといってもいいでしょう。

「稼ぐ」というのは、お金においてもっとも重要な要素であり、もっとも多くの金額を獲得する手段です。私たちは株の売買などでどんなにお金を稼いだとしても、毎日会社に行って働き得ることのできる生涯賃金を上回る運用収益を得られることはまずありません。また、運用を行う原資を獲得する手段としても、生活をより充実させる手段としても、しっかり働きしっかり稼ぐことは何よりも重要です。

「使う」というのは、毎日の生活の中で必ず生じるお金の流れです。「稼ぐ」が手に入るお金の問題なら、「使う」は手に入ったお金が出ていくプロセスになります。このとき、「稼ぐ」以上に「使う」ことは原則的にできません。使ったお金が稼いだお金を上回るということは借金をしていることを意味し、生涯を通じてマイナスにすることはできません。
また、ムダな出費を抑えることで、使うお金を減らすことができれば、次の「貯める(増やす)」にお金がつながっていきます。つまり「節約」することでお金がただ出ていくだけにならないようにすることが大切です。

「貯める(増やす)」というのは、「稼ぐ」より少なく「使う」ことによって生じた差額を資産として残し、さらに成長させていくことです。銀行に預金をして利息を得たり、株式や投資信託などで資産運用を行って資産価値を増やしていくことがこの「貯める(増やす)」です。お金を残して将来のために備えるのは、将来大きな金額の買い物に備える意味(住宅購入など)と、高齢などの理由で「稼ぐ」力が小さくなったときに困らずに暮らせるよう備えておくという、2つの意味があります。

「借りる/返す」というのもあります。金額の多少こそあれ、人は人生で一度もお金を借りずに過ごすことはできません。お金を借りると、必ず利息がかかります。借りたお金より返すお金のほうが多くなるわけです。借金をするほど、利息がかかるため、高い買い物をしたのと同じことになります。もし同じ買い物をするなら、できるだけ借入額を減らすか、金利を低く抑えることが必要です。

私たちの人生でたくさんやってくるお金の課題について因数分解をすれば、この4つに整理することができます(「貯める」の一部として保険等で「備える」ことや、遺産の相続や宝くじなど仕事以外でお金を「もらう」ことが時々ここに加わります)。

それぞれのパーツはひとつだけやりくりすればいいわけではなく、密接にかかわっています。私たちはお金の問題に賢く対応するためには、バランスよくお金とつきあっていく必要があるのです。

たとえば、家を買う場合を考えてみましょう。まず、今まで稼いだお金の一部を頭金としてどれだけ貯めておけるかが、ローン設定額に影響してきます。少なく借りたほうが総返済額も少なくてすみます。将来の稼ぎがもっと増えるだろうと甘く見積もってしまい、返済計画を立てたところ、返済ができなくなる人もいます。

子どもの学費などもそうです。子どもの誕生日には、高校と大学の入学年度はすでに明らかになっていますので、計画的にお金を貯めて学費の準備を行う必要があります。この場合、子どもが生まれたら年収が増えるわけではありませんので、上手に節約をするなどして貯蓄原資を作り出す必要があるわけです。

お金の準備方法は「稼いで」「節約して」「貯める」が基本

ライフイベントを意識することで、こうしたお金のやりくりのポイントが浮かんできます。資産運用をスタートする場合においてもそれは同じです。まず、相場や景気を知ろうとする前に、自らを知ることが大切です。一度自らの家計をチェックして、どれだけ稼ぐことができているか、お金の使い方にムダはないか、結果としてどれだけ投資に回すお金があるのか、ゴールはいつでどれくらいの金額が必要になるのか、などきちんと整理してから投資をスタートしても遅くはありません。

これからのマネープランを考えていくにあたり、基本的なお金の準備方法を踏まえて、ポイントを整理してみましょう。

執筆:フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャル・プランナー/山崎俊輔
掲載日:2013年10月30日

 
   
    

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