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【第3回】公的年金抜きに老後資金準備は考えられない(前編) - 退職・年金ナビ

 

退職・年金ナビ [ 備えよ!老後のお金 20~30代の公的年金入門 ]

【第2回】

公的年金抜きに老後資金準備は考えられない(前編)

前回は、国の年金制度を最初から信じない人はあまり賢くないですよ、という話をしました。今度は、国の年金制度抜きに老後の資金準備が成り立たないことをもう少し具体的に説明したいと思います。
おそらく、ほとんどの人は、国の年金がけっこうもらえる、ということを知らないと思います。損得についてもっともらしく説明されたニュースはたくさんありますが、「実は国の年金でこんなにもらえる!」という話は誰も語ってくれないからです。
それでは、どれくらい公的年金がもらえる財産なのか見てみましょう。
実はけっこうもらえる公的年金

国民年金は老後に1600万円もらえる!厚生年金つきならなんと4,000万円

まず、国民年金は1,600万円くらいもらえます。
いきなり、嘘だと思われそうですが、毎月14,980円(2012年度)を40年納めるだけで、私たちは老後の準備を1,600万円くらい行っているのと同じなのです。
国民年金は65歳から受けられます。金額は保険料をきちんと納めて満額の場合、年間78万6,500円です(2012年度)。
受けられる期間は、「死ぬまでずっと」です。65歳の男性は平均18年、女性は23年長生きします。仮に真ん中を取って20年で考えてみます。そうすると、
78.65万円×20年=1573万円
ですから、およそ1,600万円もらえるということになるわけです。
会社員が加入している厚生年金はどうでしょう。こちらも65歳から受けられます。こちらは平均的な会社員で年間198万5,000円です(2010年度。国民年金分も含む)。こちらも受けられる期間は「死ぬまでずっと」なので、また20年で計算してみます。すると、
198.5万円×20年=3,970万円
公的年金は死ぬまでずっともらえる点でも大きいなんと、会社員であれば4,000万円もらえる計算です。
国民年金のみもらう妻と、厚生年金と国民年金分をもらう夫が夫婦であるとすれば、なんと5,600万円にもなる年金を将来受けられる、というわけです。
ほとんどの人は、国の年金保険料を納めていて、これが数千万円になって返ってくると思っていないと思います。夫婦なら、家が一軒建つほどの財産です。
毎月の給与明細をチェックするたび、「年金保険料高いよねえ」と思っているでしょうが、それなりの年金になって戻ってくる、ということは覚えておいていいでしょう。

公的年金は死ぬまでずっともらえる点でも大きい

ところで、この年金額、「死ぬまでずっと」もらえますから、長生きすればするほど得をします。あなたが健康であって、平均余命より10年長く生きたとします。そうすると
国民年金のみ +約800万円
厚生年金+国民年金 +約2,0000万円
老後の収入が増えることになるわけです。手元のお金は使い切ったらそれまでですから、老後に困窮する恐れもあります。しかし、国の年金は長生きした人にとって、大きな経済的安心をもたらしてくれるのです。
執筆:フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャル・プランナー/山崎俊輔
掲載日:2012年月05月1日



   
    

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