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【第8回】自分の働き方、生き方が自分の年金の種類や額を決める(後編) - 退職・年金ナビ

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退職・年金ナビ [ 備えよ!老後のお金 20~30代の公的年金入門 ]

【第8回】

国の年金額を多くもらう単純な方法を知ろう(後編)

国民年金~学生や自営業者は負担が低いが年金も低い

自営業者は負担が小さいが年金額も低くなる
(1)どの年金制度に加入するのか
 会社員や公務員以外は、国民年金制度に加入することになります。国民年金制度の加入は日本に居住する20~60歳の人の義務です。つまり、20歳以上であれば、学生も、無職の人も、自営業者も、アルバイトやパートで働いている人も加入しなければなりません
(2)どのぐらいの保険料を払うのか
 国民年金保険料は毎月定額となっています。毎年度物価上昇等を考慮して改定されますが2012年度は毎月14,980円となっています。
国民年金保険料は納付書類が送付されてきますので、銀行やコンビニで公共料金を支払うように納付します。納付期限が定められていますので、それまでの期間に納めなければなりません。毎月納付することが大変であれば、自動引き落としをすることも可能です。最近ではクレジットカードからの引き落としをすることができますので、ポイントを貯めることもできます。
保険料は早めにまとめて納めることで割引があります。前納(現金払い)と前納(口座振替)だと口座振替のほうがさらに割引されます。割引は年率4%に相当します(1年分の前納の場合。実際には毎月の割引を複利計算するので、年平均で約2.1%の割引になる)。2012年度ですと年間3,770円割引ですから、結構大きな額になります。
なお、所得が低い(あるいはない)ため、国民年金保険料を納められない人は、保険料の免除制度があります。
(3)どのぐらいの年金をもらえるのか
 国民年金は受け取るときは老齢基礎年金と呼ばれます。年金額は20~60歳の40年、つまり480月きちんと納めた場合に満額の78万6500円となります。月額にすると6.6万円ですから、ひとりでもらう国民年金の額は生活を維持するにはちょっと難しい水準ということです。
保険料は会社員の厚生年金と比べて格段に安いわけですが、その分の年金額も低いということになります。つまり、自分で老後に備えていく金額は、会社員より自営業者のほうが多く考える必要があります。
さらに、未納していた期間があるほどその期間に応じて減額されます。40年のうち、10年未納して30年は納めていた場合、40分の30、つまり78.65万円の4分の3となるわけです。

国民年金~会社員の妻が専業主婦の場合、負担ゼロで国民年金をもらえる

ところで、国民年金には「第三号被保険者」という区分があります(会社員・公務員は第二号被保険者)。これは、会社員や公務員の人が結婚しており、配偶者が専業主婦(主夫でもよい)の場合に該当します。
会社員の妻が専業主婦の場合も、国民年金に入らなければなりませんが、第三号被保険者の場合は保険料負担はゼロでよいということになっています。
この間については、国民年金に加入していたことになりますので、将来は老齢基礎年金を前述のとおり、受けることができます。仮に20歳で会社員と結婚して40年間専業主婦であった場合(現実にはほとんどありえませんが)、78.65万円の年金を受けることができるわけです。

公的年金の枠組みは今後どう変わるか

ところで、こうした枠組みについて、将来変化する可能性があります。特に若い世代においては今後の情報に注意が必要です。具体的には、3つの改正が予定されています。
1つは「厚生年金と共済年金の一元化」です。基本的な枠組みが同一である厚生年金と共済年金についてはひとつにまとめて管理・運用しようという案があります。おそらく近年に実現するのではないでしょうか。ただし、個人レベルではあまり影響はないかもしれません。
2つめは「会社員の妻も保険料を納める」見直しです。保険料負担ゼロと説明しましたが、これは厚生年金制度全体で負担しており、独身の会社員、共働き夫婦の会社員はその負担を求められています。制度に対する批判も多く、いつかは負担を求められることになるでしょう。
3つめは「自営業者も厚生年金のような制度に一元化する」です。所得比例年金等、名前はまだ定まっていませんが、すべての国民は所得に比例して保険料を払い、国民年金水準ではなく、厚生年金に近い年金を受けられるようにするアイデアです。負担が増えますが、年金水準もアップすることになります。
いずれも大改正になるため実現は時間がかかると思いますが、若い世代にとっては意識しておきたい項目といえます。機会があれば、本連載でも解説してきたいと思います。
執筆:フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャル・プランナー/山崎俊輔
掲載日:2012年月06月26日



 
   
    

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