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【第12回】DINKSの年金は?DINKSの老後準備(後編) - 退職・年金ナビ

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退職・年金ナビ [ 備えよ!老後のお金 20~30代の公的年金入門 ]

【第12回】

DINKSの年金は?DINKSの老後準備(後編)

それでもDINKS世代の老後は足らない?

前編で見てきたとおり、他の世帯より多くの公的年金を期待できるDINKS世帯ですが、安心は禁物です。なぜなら、生活水準の問題があるからです。
現役時代に夫婦ともに正社員であった夫婦は、40歳代から50歳代にかけて、夫婦合計で年収が1,000万円以上になっていることも珍しくありません。
毎月入ってくる給与やボーナスがかなりの金額になるため、家賃や住宅ローンを引いても、自由にできる金額が毎月20万円以上あったりします(あるいはもっと!)。
毎月の生活費が50~60万円である夫婦が、そうした生活を一気に半分にしなければならないのが、年金生活ということです。他の世帯に比べれば多い年金額も、「こんなに下がるなんて!」、ということになってしまう可能性があります。
DINKS世帯は公的年金にプラスして、老後のための準備を意識しておくことが大切です。

DINKSは老後の備えにチャンスがある

DINKS世帯はしっかり意識さえすれば、老後資産形成に大きな余裕があります。
まず退職金を二人とももらえる可能性です。上場企業にふたりとも勤めていると、合計で4,000万円以上もらえるようなこともあり、強力な老後の財産です。
また、子どもを育てるための大きな負担が生じないということもあげられます。子育ては経済的に考えると大きなコストです。高校と大学だけでも1,000万円近い費用がかかるとされていますし、誕生から成人までの費用を考えれば合計で2,000万円を超えることはほぼ確実です。
毎月の生活費の中に織り込まれているため、学費以外の子育て費用をあまり認識しないものの、DINKS世帯と共働きの子育て夫婦世帯では同じ年収であっても生活水準に大きな違いが生まれます。それは子育て費用の違いです。
この違いを、DINKS世帯は現役時代の生活の豊かさに使ってしまうことが多いのですが、これを老後の生活にも振り向けてみることを考える必要があります。

DINKSの年金の備え方

まず、DINKS世帯は公的年金にこれ以上の水準アップを期待することは難しい立場にあります。それぞれが厚生年金に加入しており、正社員として保険料を納めている場合、これ以上年金を増やす方法は、年収を引き上げる(そうすると保険料も多く納め、年金も増えるため)くらいしかありません。もちろん仕事にがんばっていただくことは大事ですが、公的年金アップには限界があるわけです。
そうであれば、DINKS世帯として考えるべきは自助努力ということになります。他の世帯が考えるよりももっと高い目標を設定して、老後資産形成に取り組むべきです。一般にはファミリー世帯に対して3000万円の老後資金準備目標を掲げますが、DINKS世帯はもっと上積みしたほうがいいでしょう。
どれくらい必要かは自分たちで考えてみてください。ざっと20年の老後を年金以外に毎月いくら欲しいか考えてみると目標を考えやすくなるでしょう。
DINKS世帯はそれでも老後資金準備を積極的に

「清貧のDINKS」は今のペースでOK

時々、共働きで正社員の夫婦で、生活はシンプルである家庭をみかけます。夫婦で30万円もあれば十分に暮らしていけるのに、夫婦の合計月収は60万円以上というようなDINKS世帯です。
こういう世帯はすでに生活は落ち着いた水準で満足しており、貯蓄もしっかり行われています。こうしたDINKSは今まであまり指摘されてこなかったのですが、「清貧のDINKS」といえるかもしれません。
こうした世帯は今のペースで老後のために資産形成していきましょう。定年後には豊かな生活をエンジョイすることができると思います。
執筆:フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャル・プランナー/山崎俊輔
掲載日:2012年月08月21日



 
   
    

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