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いくらかかる?教育費【第2回】 - 退職・年金ナビ

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【第2回】

いくらかかる?教育費

第1回では、未来家計簿を使って家計の現状の把握をしました。第2回からは、ライフイベントに合わせて、将来の家計の収入と支出を予測しながら、未来家計簿に反映させていきます。まずは人生の3大資金のひとつ、教育費についてです。2回にわたって、どのくらいのお金がかかるのかと、その準備方法について紹介します。

高校までにかかる教育費の目安



教育費は必要になる時期がはっきりしていて、資金計画が立てやすいと言われています。しかし、その金額については、進学コースや自宅から通えるか否かによって大きく異なります。子ども手当や公立高校無償化など、鳩山政権の目玉である子育て支援策。この政策が実現すると、子どものいる家庭にとって、かなりの負担減になるのも事実です。統計データを使って、影響度合いを見てみましょう(表1)。



表1:学年別教育費(小学校~高等学校)の目安(単位:万円)

小学校中学校高等学校
(全日制)
第1学年第2学年第3学年第4学年第5学年第6学年第1学年第2学年第3学年第1学年第2学年第3学年
公立 学校教育費 13 8 8 8 9 12 23 14 15 44 36 26
学校外活動費 21 18 18 21 22 24 25 26 40 13 14 21
総額 34 26 26 29 31 36 49 40 56 58 50 47
私立 学校教育費 118 71 72 77 79 79 120 78 86 103 72 59
学校外活動費 50 48 47 56 64 76 29 28 30 16 20 23
総額 168 119 118 133 143 155 149 106 116 118 92 82

出典:総務省「子どもの学習費調査」(平成20年度)
※学校給食費は学校教育費に含める
※1000円の位を四捨五入 (以下の表も同様)



(表1)は、高校無償化前の統計データですから、現在は年間約12万円の授業料が減っているはず。しかし、公立高校でも、授業料以外の教科書代や修学旅行の積立て、制服代など学校にかかる費用(14~33万円)は従来通り必要となります。さらに統計によると、高校生の場合、塾や家庭教師など学校外にかかっている金額が13~23万円。授業料無償化を考慮しても、公立高校の場合で、年間35~46万円程度、私立高校の場合は、70~100万円の出費を覚悟する必要があります。



大学進学でかかる3つのお金



大学進学まで考える場合は、さらにさまざまなお金がかかってきます。(1)受験費用、(2)学生校納付金(入学料、授業料、施設設備費など)とそれ以外の学費、(3)寮やアパートなど自宅外通学の生活費です。 それぞれ見てみましょう

(1)受験費用

データによると、大学受験にかかる費用は平均で約24万円(日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査」平成20年)。検定料は大学1学科あたり3~3.5万円程度ですが、併願受験をしたり、交通・宿泊費などまで入れるとまとまった金額になります。さらに、ケースによっては、滑り止め校の入学料を見込んでおく必要があるでしょう。いったん振り込んだ授業料や入学料は、3月31日までに辞退すれば、原則授業料は戻ってきますが、入学料は返還されません。入学料は、国立大・私立大ともに25~30万円程度かかります。

(2)学生納付金とそれ以外の学費

次は、進学コースによって異なる授業料や入学料など学生納付金とそれ以外の学費です(表2)。 40~50代の人なら、自分の学生時代と比べて、国立大と私立大の差が小さくなっていることに驚くことでしょう。80年代前半、20~30万円程度だった国立大の初年度納付金は、今や80万円を超えました。地方公共団体が設置・管理する公立大では、地域外から入学する場合に入学料が10~20万円割増になる学校もあります。私立大は、文系、理工系、薬学系、医歯系など専攻する学部によってかかるお金が大きく異なります。(表2)の金額以外に、実験実習費などがかかる場合や、学校による差もありますので、志望校が絞り込まれてきたところで、具体的に調べておく必要があるでしょう。詳細の金額は、各大学のホームページで確認することができます。 専門学校の場合も、私立大とさほど変わらない授業料や入学料がかかります。



表2:大学のコース別教育費の目安
●学生納付金(入学料、授業料、施設設備費 )(単位:万円)


 初年度2年目以降合計
国立大学(標準額) 82 54 243 (4年分)
私立文科系 115 90 384 (4年分)
私立理工学系 145 123 518 (4年分)
私立薬学系 212 176 1,091 (6年分)
私立医歯系 498 397 2,564 (6年分)

出典:学生納付金 国立大学/「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」に定める「標準額」(平成21年度)
私立大学/「平成21年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」
上記には、実験実習費やその他費用は含まず

●修学費、課外活動費、通学費(学生納付金以外の学費)(単位:万円)


 1年間分合計(4年分)
国立大学 13 54
私立大学 16 65

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) 「学生生活調査」(平成20年度)



(3)寮やアパートなど自宅外通学の生活費

経済的な負担は、自宅通学か自宅外通学かで大きく差が出ます。自宅通学の場合の生活費(食費や娯楽費含む)の平均値は、年間約39万円に対し、アパートや下宿などひとり住まいの場合は、住居費や光熱費、食費などが上乗せされ、約105万円。寮の場合はその中間の約75万円程度です。(日本学生支援機構「学生生活調査」平成20年度)。自宅通学の割合は、国立大は約3割、公立大は4割と、私立大の6割弱に比べて低くなっています。国公立大は私立大に比べて学校数が少なく、自宅から通える学生は半分に満たないのが実情です。自宅外通学の場合は、学費面だけでなく、生活面の費用も見落とせません。

ここまで、いろいろな統計データを使って、教育費の目安を紹介してきました。子どもの学齢、教育コースをイメージしながら、第1回目で作成した自分の未来家計簿の「教育費欄」に入力してみてください(参照 図表1)。収支が悪化して、貯蓄残高が大きく減ってしまった人が多いのでないでしょうか?



図表1


EXCEL表は、(株)プラチナ・コンシェルジュのHPから無料でダウンロードできます。
『ライフプラン&キャッシュフロー表 2011年度版』(未来家計簿)

次回は、大きく膨らみそうな教育費の準備方法や、未来家計簿の改善方法をご紹介します。

執筆:(株)プラチナ・コンシェルジュ
ファイナンシャル・プランナー/田辺 南香
改訂:2011年月04月01日
初回掲載日:2009年月10月08日


プロフィール

(株)プラチナ・コンシェルジュ ファイナンシャル・プランナー(CFPR)
田辺 南香(たなべ みか)

大学卒業後、情報出版会社に勤務。社内のITコンサルタントから、ファイナンシャル・プランナーへ転身。心豊かな生活を実現するお金のコンシェルジュとして、ライフプラン・保険・資産運用などに関するアドバイス・執筆・セミナー講師などを中心に活動している。





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