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保険の見直し(死亡保障) 【第8回】 - 退職・年金ナビ

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退職・年金ナビ [ 40代からはじめるセカンドライフプラン ]


【第8回】

保険の見直し(死亡保障)

これまで、収入とライフイベントに合わせた支出を確認しながら、未来家計簿を使って一生涯の収支を予測してきました。ここからは、収支の改善方法を紹介していきます。まずは、支出を削減できる可能性が高い、生命保険(死亡保障)の見直しからです。


「結婚や子どもができた時に契約して以来、保険はそのまま」という人も少なくありません。そもそも、自分にはどの程度の保障が必要かわからないという人も多いことでしょう。保険の見直しの最初のステップは、自分の必要保障額を知ることです。必要保障額とは、万一のことがあった時に、貯蓄や公的な保障では足りない金額のこと。現在の貯蓄額に遺族の将来見込める収入を足して、そこから将来の支出総額を差し引いて求めることができます。必要保障額を保険で用意するというのが一般的。未来家計簿を活用すると比較的簡単に計算できます。既に未来家計簿を作成している人は、それに修正を加えて「万一バージョン」を作ってみてください。ここでは、一家の大黒柱を夫と仮定し、その大黒柱が亡くなった想定で、未来家計簿に沿って解説します。



遺族の将来の収入合計



夫の労働収入
「今亡くなったら」という前提で必要保障額を出しますので、今年以降を全てゼロとします。

夫の公的年金
18歳以下の子どもがいる場合は、亡くなった本人が会社員でも自営業でも、遺族基礎年金を受け取ることができます。妻と子1人ならば102万円/年、妻と子2人ならば125万円/年です。 また、夫が会社員の場合は、納めた年金保険料と期間に応じて、遺族は遺族厚生年金も受け取れます。金額は夫が受け取るはずだった老齢厚生年金の4分の3で、年間40~60万円程度。その他に中高齢寡婦加算など、条件次第で受け取れる遺族年金もあります。

夫の企業年金
夫の勤務先に企業独自の遺族年金制度があれば、わかる範囲で入力しましょう。

妻の労働収入
万一の時の妻の働き方を想定してください。今は専業主婦やパートであっても、万一の時はしっかり働くつもりであれば、見込める年収を入れます。たとえ毎月10万円でも20年間では2400万円。この金額次第で必要保障額は大きく違ってきます。

妻の年金収入
老齢国民年金はそのまま。妻の老齢厚生年金と夫の遺族厚生年金を比べて、金額が多い方を選択可能です。妻が老齢厚生年金を受給できる年齢以降は、夫の遺族厚生年金か妻の老齢厚生年金見込額かいずれかを入力します。老齢厚生年金の見込額を算出するには、「おしえて!和泉先生~年金見込額の計算方法【第2回】」を参考にしてください。



遺族の将来の支出合計



遺族の生活費
現状をベースに一人分少なくなるとして、2~3割減額します。

住居費
賃貸の場合は、同じ場所に住み続けるならば現状と同額のままですが、今より狭い場所に移る、または妻の実家に帰るなどの選択肢がある場合は、それらを考慮した額を入力します。持ち家で、団信に加入して住宅ローンを払っている場合は、ローンは保険で完済されますので、「0」と入れてください。ただし、妻が契約者のローンや、団信に加入していないローンの返済はそのままです。また、持ち家でもマンションなどの管理費や修繕積立費などはそのままです。

教育費
  万一の際に、大学進学をどうするか、私立希望を見直すか否かなどは、それぞれのご家庭の価値観で分かれるところです。見直す場合は、教育費の欄の金額を入れ直してください。

保険料
夫の加入していた保険料の負担はなくなりますが、子どもなど扶養家族がいる場合は、妻の保障が必要になるケースがあります。

その他、医旅費・介護費
一人分を減らします。

一時的な支出
元々想定した項目によって、減らすのか・そのままにするかを判断しましょう。たとえば、夫の車の買換えならば削減、家のリフォームならばそのままなど。



必要保障額を確認する



必要保障額は、妻が生きている限りの生活をカバーするように考えます。一般的には、女性87歳くらいまでですが、余裕をみるならば90~95歳まで。妻の該当年齢の列の一番下「貯蓄残高」欄を見てください。この値がマイナスであれば、貯蓄や収入、公的保障では足りないということですから、それが必要保障額。つまり保険で用意しておきたい保障額です。事例(図表1)では、妻90歳で3500万円ということになります。

次回は、ここで計算した必要保障額を踏まえて、現在加入中の保険の見直し方法をご紹介します。



図表1


EXCEL表は、(株)プラチナ・コンシェルジュのHPから無料でダウンロードできます。
『ライフプラン&キャッシュフロー表 2010年度版』(未来家計簿)

執筆:ファイナンシャル・プランナー/田辺 南香
掲載日:2010年月6月17日


プロフィール

ファイナンシャル・プランナー(CFPR)
田辺 南香(たなべ みか)

大学卒業後、情報出版会社に勤務。社内のITコンサルタントから、ファイナンシャル・プランナーへ転身。心豊かな生活を実現するお金のコンシェルジュとして、ライフプラン・保険・資産運用などに関するアドバイス・執筆・セミナー講師などを中心に活動している。





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