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保険の見直し(医療保障)【第10回】 - 退職・年金ナビ

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退職・年金ナビ [ 40代からはじめるセカンドライフプラン ]

【第10回】

保険の見直し(医療保障)

保険の見直し第3回は、けがや病気での入院・治療費への備え、医療保険に関する見直しです。


 
 40代になると、健康診断での再検査の判定や、久々に出席した同期会で「入院して手術した」という同世代の話がきっかけで、病気への備えを真剣に考えるようになる人が多いようです。図表1のように、国民1人あたりの医療費総額および入院費が40代半ばから増えていることがわかります。
図表1 年齢階級別 国民1人当たり医療費

出典:厚生労働省発表「平成19年度国民医療費の概況 第5表 年齢階級、一般診療-歯科診療別国民医療費、構成割合及び人口一人当たり国民医療費」より抜粋

医療保険のここをチェック

入院や手術に備える医療保障は、従来、定期付き終身保険や養老保険などに「特約」の形でつけるのが主流でしたが、ここ数年は単独の終身医療保険が注目を浴びています。高齢化が進み、医療費負担が大きくなったため、一生涯の保障のニーズが高まったことが理由として考えられます。
高額療養費制度※などの公的な保障や、勤め先に医療費補助制度などがある場合はその内容を把握した上で、その上乗せとして準備したい保障額を保険で用意するといいでしょう。既に加入している医療保険がある場合や、加入を検討している保険がある場合は、図表2を参考にしながら、保障内容などをチェックしてみましょう。医療保険は、自分で請求して給付金を受け取って初めて役割を果たします。保障が複雑にあり過ぎて内容がわからないものよりも、給付条件がわかりやすい保険の方が活用しやすいでしょう。
※高額療養費制度:自己負担した医療費が月単位で一定額以上になると、自己負担の上限額を超えた分が払い戻される制度。詳細は厚生労働省ウェブサイト(PDF)を参照。
図表2 医療保険のチェックポイント
図表2 医療保険のチェックポイント
※1入院には、同じ原因で180日以内に再入院した場合の日数もカウントされる。

健康状態に不安がある人の保険

一般的な保険の加入条件は健康状態が良好なこと。一定期間内に病歴がある場合や、検査で異常がみつかり経過観察中などの場合は、①加入できない、②ある一定期間、または全期間その部位だけ保障されないなど条件付き(部位不担保)、③保険料が高くなるなどのケースがあります。中には「誰でも入れる」「持病があっても入れる」といった謳い文句を掲げる「無選択型」や「引受基準緩和型」と呼ばれる保険がありますが、保険料が一般の保険に比べて高くなっています。ある保険会社の医療保険では、45歳男性の例で、約1.7倍の保険料です。また、加入して1年間は半額給付など制約がある場合も。健康に何らかの不安を持ち始める人が多い40代は、保険への加入が難しくなるケースが多くなります。高い保険料を支払っても、その保険に入る必要があるのか、あるいは貯蓄で備えるのかなど、十分に検討することが大切です。反対に、いずれは医療保険に入ろうと考えているならば、健康面から少しでも早い方がいいでしょう。
持病があって医療保険には入れないがガンのリスクが気になるという人は、ガン保険を検討してみてはいかがでしょう。給付対象はガンだけに絞られますが、ガンと診断されるとまとまった一時金が受け取れる、入院の給付金の日数が無制限などのメリットがあります。ガンの病歴があるとガン保険には入れませんが、それ以外の病気の場合は症状や経過観察期間によって加入することができます。ただし部位不担保という条件はなく、「可」か「不可」のいずれかですので、自分の病気をきっちりと告知し、審査してもらうことをお勧めします。
高齢になると医療費が増えることが予想されますので、未来家計簿でも65歳以上などある年齢以上の欄に医療・介護費用を加えておきましょう(図表3)。金額を予想することは難しいですが、親世代の情報を参考にしながら、毎年少額ずつでも考慮しておくと、将来のマネープランに役立ちます。医療保険に加入しない選択をする人は、この医療・介護費を少し多めに見込んでおくことをお勧めします。
図表3
図表3
EXCEL表は、(株)プラチナ・コンシェルジュのHPから無料でダウンロードできます。
『ライフプラン&キャッシュフロー表 2010年度版』(未来家計簿)
執筆:ファイナンシャル・プランナー/田辺 南香
掲載日:2010年月08月30日
プロフィール
ファイナンシャル・プランナー(CFPR)
田辺 南香(たなべ みか)
大学卒業後、情報出版会社に勤務。社内のITコンサルタントから、ファイナンシャル・プランナーへ転身。心豊かな生活を実現するお金のコンシェルジュとして、ライフプラン・保険・資産運用などに関するアドバイス・執筆・セミナー講師などを中心に活動している。


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