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【第13回】 資産運用で収支を改善する方法 3回シリーズ/第2回 - 退職・年金ナビ

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【第13回】

資産運用で収支を改善する方法

3回シリーズ【第2回】

資産運用による家計の改善法3回シリーズの2回目。今回はリスクについて考えていきましょう。


前回はリターンからポートフォリオ(資産配分)を考えましたが、今回はリスク面から検証していきます。投資の世界で言う「リスク」とは、期待するリターンからのブレ幅、つまり不確実性のこと。正規分布を仮定した場合、例えばリターン5%、リスク10%のポートフォリオから実際に得られるリターンは、約68%の確率で-5%~15%の範囲、約95%の確率で-15%~25%の範囲に収まると言われています(図1)。つまり、100万円を投資した場合、年間85~125万円の範囲で値動きする可能性が高い(確率約95%)ということになります。
(図1)リスク・リターンの意味(正規分布)
図1

自分自身のリスク許容度を把握する

誰しも高いリターンを期待したいところですが、リターンとリスクは背中合わせ。高いリターンを望むならば、一時的に大きく下落するリスクも覚悟しておく必要があるわけです。5年以上使う予定のない資金での投資を前提としていますが、年齢や資産総額の違い、収入の安定度、リスクに対する好みなどにより、リスク許容度は異なります。たとえば、年齢が高くなるほど労働収入が得られる期間が短くなるため、リスク許容度は小さくなると言われています。

リスクをチェックする

値動きの異なる資産を組み合わせることで、お互いのリスクを打ち消し合い、ポートフォリオ全体ではリスクが小さくなる分散効果が期待できます。そこで、ポートフォリオ全体のリスクを計算する際には、資産ごとの関係性(相関係数)を踏まえた計算が必要です。しかし、この計算は複雑なため、ここでは便宜上、分散効果が全くないと仮定して、単純に加重平均でリスクを計算してみましょう。これにより、実際のリスクよりは大きめに算出されるため、慎重な見積りができます。
前回同様に、筆者が想定した値を使って3つのポートフォリオのリスクを求めると、(表2)のような結果になります。リスクの低い国内債券の割合が大きいほど、ポートフォリオのリスクは小さくなっています。
(表2)ポートフォリオ別のリスク
※ポートフォリオ2のリスクの概算
(分散効果が全くないという慎重な仮定を置いた場合):
2%×50.0%+20%×16.7%+10%×16.7%+20%×16.7%≒9.3%)

リスク・リターンの折り合いを付ける

長期資産の目標利回り2.5%が得られるのは、(ポートフォリオ2)でした。この組合せのリスクは約9.3%。100万円の投資に対して、95%の確率で84~121万円になることを許容できるかを考えてみます。もしも、耐えられそうもないということであれば、国内債券の割合を増やして調整します。例えば(ポートフォリオ3)の配分にすると、値動きの幅は89~115万円と小さくなります。
この場合、期待リターンは1.9%ですから、運用では目標の2.5%には届かなくなります。それでもリスクを抑えたいのであれば、再度、未来家計簿に戻って、生活費の切り詰めや、将来のライフイベントを見直してはいかがでしょうか。
次回は、商品選びについて紹介します。
執筆:ファイナンシャル・プランナー/田辺 南香
掲載日:2011年月01月24日
プロフィール
ファイナンシャル・プランナー(CFPR)
田辺 南香(たなべ みか)
大学卒業後、情報出版会社に勤務。社内のITコンサルタントから、ファイナンシャル・プランナーへ転身。心豊かな生活を実現するお金のコンシェルジュとして、ライフプラン・保険・資産運用などに関するアドバイス・執筆・セミナー講師などを中心に活動している。


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