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定期的に取り崩す金額と臨時出費予算を決める【第5回】 - 退職・年金ナビ

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退職・年金ナビ [ 定年退職したらまずやる「資産管理術」 ]

【第5回】

定期的に取り崩す金額と臨時出費予算を決める

ポイント
・年金収入と基本的な生活費のバランスが取れるか、家計簿をベースに確認してみる。無理して貯金をする必要はないのでほぼ同額かやや生活費がオーバーするくらいなら良い。
・棚卸しして三分割した資産のうち、取り崩し可能な額から「毎月取り崩す金額」を考えてみる。65歳スタートであれば20~30年で試算してみるとよい。
・もし余裕があるのなら「自分で自分にボーナス」を考えてみてもよい。取り崩し可能な資産から年2回取り崩してもよい予算を作って旅行費用などにしてみる。

「年金収入=基本的生活費」がまず基本

定年退職して最初にやること、の5つめは「収入と支出のバランス感覚」を作ることです。実際に年金生活に入ってしばらくの間は、慣れないことが多いと思いますが「基本的な生活費」と「公的年金収入」のバランスを取るところから始めてみましょう。
リタイアした年齢にもよりますが、自分自身の年金が満額もらえるようになった時点で、年金収入と日常生活費とのバランスが取れているかを確認してみます。
(まだ厚生年金の一部しかもらえない60歳代前半については、年金収入だけで日常生活費をまかなうのが難しい場合もあります)
このとき、家計簿をチェックして、
(公共料金等固定費:a)+(毎週かかる生活費:b)×4週
を計算してみてください。合計が
=(1カ月にかかる出費:c)
ということになるわけです。
国の年金は2カ月に一回の振込ですから、これと2カ月分の出費の合計を比較してみます。
(手取りの公的年金収入:d)=2×(1カ月にかかる出費:c)
計画的な取り崩しを試算してみる

このとき、出費のほうが収入より少なければ、年金生活でも貯金ができるわけですが、実際にはなかなか難しいと思います。出費と収入がほぼ同額か、やや出費のほうが多いくらいであれば大丈夫です。まずはそうしたバランスを意識して生活をしてみてください。

生活の余裕にかかる不足分を取り崩しとする

そして、年金収入だけでは毎月どのくらい不足が出るのか、家庭ごとのイメージを持ちましょう。イメージが明確になれば、その不足分については老後の資産から取り崩しても差し支えないかチェックをします。
最初に棚卸しをした資産を三分割してみましたが、そのうち(セカンドライフで使える資産)については、日々の生活のために取り崩してもいい資産でした。これをセカンドライフの中で少しずつ活用していくわけです。
先ほどの資産で仮に毎週1万円の不足があるとします。(年金収入:d)>(生活費:c)の差額が8万円ということです。
この場合、月4万円、年間にして48万円を手元の資産から取り崩していけばよい、ということになります。セカンドライフを20年と見積もるのなら960万円の資産が取り崩し可能だと分かっていれば、これだけ取り崩してもセカンドライフは20年も生活に支障がない、ということがはっきりしたわけです。
ここまで見積もってきた数字を使いながら、自分なりの計算を一度してみてください。

毎年使ってもよい臨時予算を決める

また、「毎年これだけは使ってもよい」という臨時予算についても検討してみるといいでしょう。せっかくのセカンドライフですから「遊び」の予算も計画的に取っておくのです。ボーナス代わりにまとまったお金を自分に用意できれば、さらにセカンドライフが広がってきます。
たとえば、毎年20万円自由に使える予算を設定するとしたら、20年間で400万円を使うことになります。セカンドライフの取り崩せる資産に400万円の余裕があれば、半年に10万円ずつ取り崩してもOKということです。これを使って年に一回はゼイタクな旅行ができると具体的な夢を形にしていくとよいでしょう。
予算を具体化することで、その範囲でお金を使う限り心配する必要がなくなることがあげられます。「こんなゼイタクしていいのかな?」ではなく「これだけ使っても安心!」と思ってお金を使う日々になると、セカンドライフはより楽しいものになると思います。ぜひ自分なりのシミュレーションをしてみてください。
執筆:フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャル・プランナー/山崎俊輔
掲載日:2010年月2月17日

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