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人生の守りを固めよう - 退職・年金ナビ

 

退職・年金ナビ [ 保険の買い方選び方 ]

【第1回】

人生の守りを固めよう

サッカーや野球で強いチームになるためには、攻撃力だけでなく、守りの堅さが必要ですよね。同様に、豊かで幸せな人生を過ごすためには、命や生活に関わるリスクを最小限におさえるための守りの手当てが大切です。
長い人生のうちには、病気やケガで入院したり、働けなくなったり、一家の大黒柱が幼い子を遺したまま亡くなってしまうケースもあります。本来、おめでたいはずの長寿までもが、長期間介護を必要としたり、途中で老後資金が不足するリスクとして受け止められる時代です。少し意識してみるだけで、本当にさまざまなリスクに囲まれて暮らしていることに気づくでしょう。
抱えているリスクの種類や大きさは、人により、また家庭ごとに異なるので、自分や家族にはどんなリスクがあるのか、一度洗い出してみることをおススメします。そして、それぞれの発生頻度と家計への影響度から評価して、優先順位の高い順に対策を打っていくのです。
対策としてはまず、「予防」や「軽減」「回避」といった形でリスクそのものをコントロール。たとえば、ガンのリスクを減らすためにタバコをやめるとか、飛行機事故を回避するために新幹線で移動するといったことですね。そのうえで、いざ現実のものとなったときには、その損害を最小限に抑えられるよう、金銭面から備えておくこと(リスク・ファイナンシング)が大切。その手段の一つが、保険会社へのリスクの移転、つまり保険への加入なのです。
ただし、保険にはコストがかかりますから、やみくもに加入すればいいというわけではありません。保険が有効なのは、大黒柱の死亡や災害などひとたび起こると損失額が大きいリスクに対して。発生頻度が高くても、それほど家計に影響しないものについては、貯蓄で賄うのも一法でしょう。
また、日本は公的な保障が意外と手厚く準備されています。病気やケガには健康保険、一家の大黒柱の死亡には遺族年金、介護が必要な状態には公的介護保険といった具合。そこで、まず公的な保障でどれくらいカバーできるかを把握し、不足する分を民間保険の活用や貯蓄などの自助努力で補うのが合理的です。
2007年末以降、銀行窓口での保険販売が全面的に解禁されました。これにより、預金や投資信託といった「攻め」の商品と、保険という「守り」の商品を、ワンストップで手に入れる環境が整ったと言えます。せっかくですから、将来の夢や希望に関する「ライフプラン」と“いざ”に備える「パーソナル・リスクマネジメント」の観点からトータルなマネープランを立て、ふさわしい商品を探せるといいですね。しかし、中には首をかしげたくなる商品やセールスに出会うケースがないわけではありません。そこでこのコーナーでは、どうすれば保険と賢く付き合うことができるか、銀行で保険を購入する前に知っておきたい知識をご紹介してまいります。
発生頻度と家計への影響から考えるリスクファイナンシング
発生頻度と家計への影響から考えるリスクファイナンシング

執筆:ファイナンシャル・プランナー/プラチナ・コンシェルジュ 代表取締役 和泉 昭子
所属:プラチナ・コンシェルジュ
掲載日:2011年月01月17日

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