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計画的に教育資金を準備しよう - 退職・年金ナビ

 

退職・年金ナビ [ 保険の買い方選び方 ]

【第15回】

計画的に教育資金を準備しよう

一人あたり1,000万円とも、2,000万円とも言われる教育費。具体的にいつ頃、どのくらい必要なのでしょうか。また、どのように準備すればいいのでしょうか?教育資金について、今回は金額の目安と準備プランの立て方を、次回は保険を活用して教育資金を準備する具体的な方法をご紹介しましょう。

学齢別教育費の目安

子ども手当てや高校の授業料無償化など、子育て支援の政策は充実してきましたが、まだ教育費が家計に占める割合は多いようです。統計データによると、授業料や教材などの学校教育費と塾や習い事など学校外教育費も含めた金額は、公立の場合、小学生のうちは年間20~30万円程度。学齢が上がるにつれて徐々に増え、大学では国公立でも初年度は100万円近くになります。一方、私立の場合は、一時期を除いてずっと100万円以上。さらに、受験~入学の年は特に山が高くなるのが特徴です(図表1)。専門学校の場合も、単年度で見ると私立大学に通わせるのと変わらないお金がかかります。コースによっては、実習費や道具代などで、もっと高額になることも覚悟しておく必要があるでしょう。
(図表1)学齢別教育費の目安
(図表1)学齢別教育費の目安
出典:
【幼稚園~高校】 文部科学省「子どもの学習費調査」(平成20年度)

【大学】 学生納付金
国立大学/「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」に定める「標準額」(平成21年度)
私立大学/「平成21年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」
※上記には、実験実習費やその費用は含まず。

【修学費、課外活動費、通学費】 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
「学生生活調査」(平成20年度)

高校3年秋までに300万円を目指す

高校まではなんとか毎年の収入からやりくりするとしても、大学や専門学校にかかるお金をその年の収入から賄える家庭は稀でしょう。入学金や授業料などほぼ同時期に支払うため、高校3年の秋を目標に準備していくことをお勧めします。必要な資金は、国公立・私立、文系・理系などコースによっても異なりますが、国公立大への進学は狭き門。万一ダメだった場合に、私立を選択したり、浪人する場合でもお金はかかるので、資金面では私立並の準備をしておくと安心です。無事に国公立大に合格すれば、用意したお金が自分たちの老後資金に充当でき、ゆとりが生まれます。
では、事前にどのくらいの資金を用意すればいいのでしょうか。高校でかかっていた金額とほぼ同額を大学でも毎年の収入から捻出し(A)、足りない分(B)を事前に準備するとします。(A)については、学費は前払いするので、前年までに翌年分を準備しなければなりません。つまり、収入でやりくりできるのは3年間。たとえば、毎年の収入からの分(A)が公立高校並に50万円/年だったとすると、3年間で150万円。私立文系に進学した場合にかかるお金のうち、不足分(B)の約300万円は事前の準備が必要です。私立高校並みの100万円/年を収入から賄う場合は、約150万円を準備することになります(図表2)。
(図表2)高校3年生までに貯めるお金

大学でかかるお金(4年間)の出典は(図表1)と同様。これらを基にプラチナ・コンシェルジュにて作成
上記の教育費は自宅通学の場合の金額ですから、自宅外通学を考える場合は、アパート代や引越し費用など上乗せが必要です。

早く準備を始めるほど負担が小さい

まとまった資金も長い期間をかけて準備すれば、毎月の負担は少なくて済み、短期間であれば重くなるのは当然のこと。仮に300万円を貯めるのに、小学校入学と同時に始めれば約2万円/月、中学生からならば約4.5万円/月、高校生からになると10万円/月にもなります。少しでも早くから準備を始めることをおすすめします。お子さんが二人以上の場合は、さらに負担が大きくなりますから、計画的な準備が欠かせません。
教育資金を準備する方法として、貯蓄や保険、投資信託などを活用する方法があります。それぞれの特徴をしっかり押さえた上で、上手に使い分けましょう。
執筆:ファイナンシャル・プランナー 田辺 南香
所属:プラチナ・コンシェルジュ
掲載日:2011年月07月19日

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