株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

加入中の保険を見直そう - 退職・年金ナビ

 

退職・年金ナビ [ 保険の買い方選び方 ]

【第23回】

加入中の保険を見直そう

家計のマネープランの中でも、保険の見直しは注目すべきポイントです。保険に加入したまま、一度も見直したことのない世帯では、保障が大きすぎて無駄な保険料を払っているケースや、反対に将来の備えが充分ではないケースがよくあります。今回は、保険の見直しについて考えてみましょう。

ライフステージによって変化する必要な保険

同じ世帯であっても、必要な保険はライフステージによって変化していきます(図/上段)。働き盛りの30~40代は、大黒柱に万一のことがあった時の死亡保障が重要です。場合によっては、子ども保険などで教育費を準備することも考えられます。また、50歳前後から老後資金が気になり始め、60歳を過ぎるころから、医療や介護の保障の必要性が増してくるのが一般的。このように、家族構成の変化や世代の特徴に合わせた保険の見直しが必要です。
図:ライフステージと保険のイメージ
ライフステージと保険のイメージ

必要保障額もライフステージによって変化する

保障の種類だけでなく、万一のときに必要になる遺族の一生涯のお金(=必要保障額)も同様に変化していきます。子どもがいる世帯では、「必要保障額が一番高いのは、教育費が膨らむ大学や専門学校の時期」と勘違いしやすいのですが、実際は末子が生まれた時。(図/下段)のように、結婚や子どもが生まれ、家族が増えることによって必要保障額は増加。その後、子どもの成長・独立によって減少していきます。さらに、住宅を購入した時に団体信用生命保険に加入することによって、ローン契約者に万一のことがあった場合は、ローンの返済がなくなり、必要保障額は大きく削減。たとえば、家賃8万円の場合、50年間分の家賃は4,800万円にもなりますので、住宅購入時はそれだけ必要保障額にも減ることになります。

ライフイベントが起きた時は保険の見直しタイミング

必要保障額に大きく影響を与えるライフイベント、たとえば結婚、出産、住宅購入、子どもの独立などが、保険を見直すタイミングです。保障額を増やす時は、新たな保険に加入するのと同様に健康状態が問われますから、いつでも自分の都合だけで増やせるわけではありません。子どもが誕生して保険に加入しようとする時に、次の子どもの予定があれば、初めから2人分の必要保障額で保険に加入するという考え方もあります。想定通りにならない時は、途中で保障額を減額。保険金を減らす際には、健康は問われません。数年間程度であれば、保険料の無駄はさほど大きくはありませんから、健康に自信がなければ、そのリスクを買うという考え方です。
20~30代で保険に加入してそのままという人は、一度見直してみてはいかがでしょう。40~50代以降は死亡保障を減らして、そこで浮いた保険料で、医療の保障や老後資金を準備するのも一法です。
執筆:ファイナンシャル・プランナー 田辺 南香
所属:プラチナ・コンシェルジュ
掲載日:2011年10月31日

この特集のバックナンバー

退職・年金ナビ 記事一覧


   
    

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »