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保険料の支払いができないとき - 退職・年金ナビ

 

退職・年金ナビ [ 保険の買い方選び方 ]

【第24回】

保険料の支払いができないとき

長い人生の間には色々なことがあります。思わぬ収入減や支出の増加等で家計が苦しくなり、保険料の支払いが難しくなる時期があるかもしれません。保険料の支払いが滞ると、一定の猶予期間を経て、やがて保険は失効してしまいます。もし、保険料の支払いができないという事態に陥った場合、保険の継続をあきらめるしかないのでしょうか?
いいえ、保険を上手に見直すことにより、契約を続ける方法はいくつかあります。今回は、保険料の支払いが厳しくなったとき、やむなく保険を失効させずに済む方法について考えてみましょう。

保険料の負担を軽くして続ける

まずは、保険金額を減額することにより、以後の保険料負担を軽くして契約を続ける方法があります。例えば、子どもの成長に伴い、万一の保障額は減少していきます。確認してみると、もはや加入当初の保険金額は多過ぎる状態になっているかもしれません。適正額に減額すれば、その分保険料は安くなります。減額した部分は解約したものとして扱われ、解約返戻金があれば受け取ることもできます。また、無駄な特約を解約することによっても保険料を安くすることができます。加入後数年経っている保険契約は、保障が適正かどうかチェックしてみるといいでしょう。

以後の保険料を払わずに保障が続く方法も

保険料を減額しても家計は改善しない、保険料の支払いはもう無理、となった場合、以後の保険料を払わずに続ける方法があります。
●保険会社に保険料を立て替えてもらう自動振替貸付
 保険料の支払いが一時的に困難という場合は、自動振替貸付により契約を継続させるといいでしょう。自動振替貸付とは、支払い猶予期間中に保険料が払い込まれなかった場合に、保険会社が解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に貸し付け、保険を有効に継続させる仕組みです。貸し付けを受けた保険料には所定の利息がかかります。貸し付けを受けた保険料の返済は一括でも分割でもOK。返済せずに保険金と相殺することも可能です。
※解約返戻金が少ない場合や保険の種類によっては、自動振替貸付を利用できません。
●保険期間は短くなっても保険金額はそのままの延長保険
 もし保険料の支払いが長期にわたって困難という場合には、それまでの契約を延長保険や払済保険に変更する方法があります。延長保険とは、保険料の払い込みを中止し、その時点の解約返戻金をもとに、それまでの契約と同じ保険金額の定期保険に変更する方法です。以後の保険料の支払いは不要となります。延長保険に変更すると保険期間は従前の契約と比べて短くなるのが一般的です。また、各種特約は消滅します。
※解約返戻金が少ない場合、延長保険は利用できません。
延長保険
延長保険
●保険金額は少なくなっても保険期間はそのままの払済保険
 払済保険とは、保険料の払い込みを中止し、その時点の解約返戻金をもとに、終身保険や養老保険等それまでの契約と同じ期間のものに変更する方法です。以後の保険料の支払いは不要となります。払済保険に変更すると保険金額は従前の契約に比べ少なくなります。また、各種特約は消滅します。
※解約返戻金が少ない場合、払済保険は利用できません。
払済保険
払済保険
保険料の支払いが大変、でも契約は続けたいという場合は、今回ご紹介した方法を是非検討してみてください。
執筆:ファイナンシャル・プランナー 田中尚実
所属:プラチナ・コンシェルジュ
掲載日:2011年11月07日

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