株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

【第12回】資金管理とメンタルコントロール - 福永博之のCFD(株価指数証拠金取引)実践講座

 

FX・CFD [福永博之のCFD(株価指数証拠金取引)実践講座]

【第12回】

資金管理とメンタルコントロール

この連載も最後を迎えました。締め括りとして、本当は投資をするうえで重要なことなのだけれども地味なので忘れてしまいがちな話を取り上げたいと思います。それは、資金管理とメンタルコントロールの大切さです。

投資をするうえで資金管理はとても大切です。CFDのようにレバレッジの利く投資商品を用いる場合は、特にこの点に注意する必要があります。要は、預けた証拠金を目いっぱい使って、フルレバレッジをかけたポジションは取らないようにしましょうということです。

たとえば預貯金も合わせた金融資産が1,000万円あったとします。そのうち500万円をCFDの証拠金として差し入れ、その全額を使ってフルレバレッジのポジションを持ち、ロスカットされたら、手元には100万円程度しか残りません。あまりにも無謀なポジションの取り方になってしまいます。

そうではなく、1,000万円のうち500万円をCFDの証拠金として預けられるなら、そのうち250万円だけを証拠金として使ってポジションを持つようにします。仮に、そこで大きな損失を被ったとしても、残りの250万円で再チャレンジできるようにしておくのです。

投資は必ず成功するものではなく、どこかで失敗するリスクが常につきまといます。最悪なのは、失敗して退場させられ二度と戻って来られないくらいの損失を被ってしまうことです。そうならないようにするためにも、常に余裕を持ってポジションを取ることが肝心です。

こうした余裕を持ったポジションを取るというのは、実際のリスクマネジメントという点でも有効ですが、同時に自分自身のメンタルコントロールという点でも大切です。全く余力を残さないようなポジションを持つと、ちょっとした価格の動きで心が大きく揺らぐことになります。多少、自分の持っているポジションにアゲインストになったとしても、平然として居られる程度でポジションを持つようにしましょう。

そのためにも、最初は少額でポジションを持ち、短期売買を何度か繰り返してみましょう。そうすれば売り買いをするという行為に慣れます。そこから徐々にポジションを増やしていけば、多少ポジションの額が大きくなったとしても、自分のメンタルをコントロールできるようになります。

投資というと、テクニカルの見方、売買タイミングの図り方、利食いの仕方、損切りの方法など、ともすれば技術的な面にばかり注目が行きがちですが、本当に優秀なトレーダーは、資金管理やメンタルコントロールといった点に秀でているのも事実です。地味ではありますが、これからトレードの世界に足を踏み入れるならば、是非ともこの2点をしっかり押さえてください。


プロフィール :福永 博之(ふくなが ひろゆき)
株式会社インベストラスト代表取締役
 
IFTA国際検定テクニカルアナリスト。ビジネス・ブレークスルー大学 オープンカレッジ 株式・資産形成講座 講師。勧角証券(現みずほインベスターズ証券)、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)、同証券経済研究所チーフストラテジストを経て、現職。現在、投資教育サイト《アイトラスト》の総監修を務める。ラジオNIKKEI、テレビ東京、TOKYO MXテレビ、CS日テレなどの株式関連番組にレギュラー出演。マネー雑誌の連載のほか、執筆多数。最新刊『めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』(ダイヤモンド社刊)では、チャート分析の基本中の基本、ローソク足に徹底的にこだわって騰がる株を見つける方法をわかりやすく解説。また最新刊「FX一目均衡表ベーシックマスターブック」が好評発売中。HP http://www.itrust.co.jp/
 

Fanet MoneyLife(掲載日:2012年11月09日)


証券会社比較&総合ランキング

個人投資家の情報をもとにネット証券会社を徹底比較!
手数料はもとより、取引ツールの使いやすさ、チャート、ニュースや情報配信の充実度などを個人投資家の意見をもとにユーザー目線で徹底比較しています。
   
    

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »