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【第9回】米国最大のETF - ETF

 

ETF [ 海外ETF事情 ]

【第10回】

米国最大のETF

米国において、2010年9月末現在、時価総額が最も大きなETFはSPDR S&P 500 ETFです。SPDR S&P 500 ETFは、米国を代表する株価指数の一つであるS&P 500株価指数に連動する投資成果を目指すETFで、ニューヨーク証券取引所アーカに上場しています。同ETFの正式名称はStandard & Poor's Depositary Receipts SPDR Trust, Series 1で、この頭文字SPDRをとったSpider(スパイダー)のニックネーム、そして、「SPY(スパイ)」というティッカーシンボルで広く知られています。

2010年10月4日現在、SPDR S&P 500 ETFの時価総額は約720億ドルと、2位以下を大きく引き離しています。

SPDR S&P 500 ETFは、純資産総額が米国最大であるということのほかにも、いくつかの特徴があります。まず、SPDR S&P 500 ETFは、米国で最初に上場したETFであるということです。SPDR S&P 500 ETFは1993年1月に米国初のETFとして、アメリカン証券取引所に上場し、現在では、取引所の合併によりニューヨーク証券取引所アーカに上場しています。

また、年間経費率の低さもSPDR S&P 500 ETFの特徴です。AAII(全米個人投資家協会)が2010年10月に発行したAAII Journal 10月号によると、SPDR S&P 500 ETFの年間経費率は0.09%で、同号において調査対象となった時価総額が2億ドルを超える330本のETFのうち、年間経費率が0.1%を下回るETFは、次の4本にすぎません。

年間経費率が0.1%を下回る米国上場ETFとその経費率

・Schwab U.S. Broad Market ETF(0.06%)

・Schwab U.S. Large-Cap ETF(0.08%)

・SPDR S&P 500 ETF(0.09%)

・Vanguard Total Stock Market ETF(0.07%)

(出所:AAII Journal No.10)

更に、SPDR S&P 500 ETFは、米国において最も活発に取引されているETFという特徴も持ち合わせています。2010年10月22日現在、SPDR S&P 500 ETFの売買高は過去3カ月の平均で見ると一日当たり約2億株と、ここでも2位以下を大きく引き離しています。経費率の安さに加え、ファンドが連動を目指すS&P 500株価指数が米国で最も広範に利用されている株価指数であるというのも、人気の要因として挙げられます。S&P 500 株価指数は、格付会社のスタンダード&プアーズ社が公表している米国の代表的な株価指数で、新聞やテレビのニュース番組などで頻繁に参照されています。日本でいうと、日経平均株価や東証株価指数のような存在で、投資家にとっては馴染みのある指数です。


執筆:トーキョー・インベスター・ネットワーク(掲載日:2011年01月26日)


   
    

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