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外国債券ファンドの種類 - 外国債券ファンド[企画] - 投資信託

 

投資信託 [外国債券ファンド[企画] ]

【第2回】

外国債券ファンドの種類

外国債券に投資する外債ファンドの魅力は第1回でご紹介しました。ただ一口に「外債ファンド」といっても、投資する対象によって様々な種類のものがあります。ファンドを選ぶ際には、目論見書や運用報告書、週報などで、次の4つのポイントの構成比をチェックしてみてください。

1.発行者による種別→組入銘柄の構成比
2.国またはエリアによる種別→国別の構成比
3.発行通貨による種別→通貨別の構成比
4.格付けによる種別→格付別の構成比

1.発行者による種別

大きく分けて2種類の債券があります。
(1)ソブリン債 各国の中央政府や政府機関によって発行された債券。国際機関(世界銀行やアジア開発銀行など)によって発行された債券も含まれます。
(2)社債(事業債) 企業が資金調達を行うために発行された債券。
ファンドの名前から投資対象をチェックしてみましょう。
「○○ソブリンファンド」 ソブリン債に投資するファンド
「○○国債ファンド」 国債に投資するファンド
「○○CBファンド」 CB(転換社債)※に投資するファンド
※CB(転換社債)とは、一定の条件で株式に転換できる社債のこと。
外債ファンドを選ぶ際、投資対象となるのが、ソブリン債だけなのか、社債にも投資するのか、目論見書などを見てチェックしてください。
◆交付目論見書で「運用状況」および「投資資産」の確認例◆ 
交付目論見書で、投資対象を確認してみましょう。
このファンドは各国の国債に97.89%投資していることがわかります。
(図表1)三菱UFJ 外国債券オープン(毎月分配型)交付目論見書例

2.国またはエリアによる種別

どこの国、またはどこのエリアの債券に投資するのか、対象地域をファンドの名前でチェックしてください。
(1)特定の国や地域に限定せず、世界各地の債券に投資するファンド
「外国債券」「海外債券」「グローバル債券」「ワールド債券」といった言葉が入っているもの。
(2)特定の地域の債券に投資するファンド
「欧米債券」「アジア債券」「オセアニア債券」「欧州(またはヨーロッパ)債券」
「エマージング(または新興国)債券」といった言葉が入っているもの。
(3)特定の国の債券に投資するファンド
「米国(またはUS)債券」「豪州(またはオーストラリア)債券」といった言葉が入っているもの
◆組み入れ上位国の確認例◆  
ウィークリーレポートで組み入れ国を確認してみましょう。
このファンドの国別構成比は、アメリカ27.34%、ドイツ13.73%、イタリア13.03%......と続いていることがわかります。
また通貨配分はユーロが56.64%と過半数以上を占めています。
(図表2)三菱UFJ 外国債券オープン(毎月分配型) ウィークリーレポート例

3.発行通貨による種別

どの通貨建ての債券かによって種類が分かれます。どの通貨建ての債券ファンドを購入するかにより、為替変動に伴う為替リスクも変わってきます。
(1)米ドル建て債券
(2)ユーロ建て債券
(3)豪ドル建て債券
(4)現地通貨建て債券
(5)円建て債券
など

4.格付けによる種別

債券を発行する国や機関、企業などの債務履行能力(信用度)を、格付け機関が調査し、格付けをしています。格付けが高いほど信用度が高く、格付けが低いほど信用度も低くなります。投資する判断材料の一つになります。
代表的な格付け機関による格付け
格付機関 スタンダード&プアーズ ムーディーズ
高い AAA Aaa
AA Aa
A A
BBB Baa
信用リスク BB Ba
B B
CCC Caa
CC Ca
低い C C
一般的に、
先進国の債券 格付け高い 信用リスク低い 利率低い
新興国の債券 格付け低い 信用リスク高い 利率高い
といわれています。
中でも格付けがBB(Ba)格以下の債券は、ハイイールド債券と呼ばれます。
信用リスクが高い反面、高利回りを期待できます。
ファンドの名前からも投資対象をチェックすることができます。
「高格付け債券ファンド」 格付けが高い債券のみに投資するファンド
「ハイイールド債券ファンド」 格付けが低いハイイールド債券のみに投資するファンド
「エマージング債券ファンド」 エマージング(新興国)の債券のみに投資する ファンド
◆格付構成比の確認例◆ 
ウィークリーレポートで「債券の格付分布」を確認してみましょう。
投資している格付はすべてA格以上。かつAAA格が80%以上を占めていることがわかります。
(図表3 )三菱UFJ 外国債券オープン(毎月分配型) ウィークリーレポート例
「目論見書」「運用報告書」「ウイークリーレポート」に記載されている事項を見て、ファンドの内容をしっかり把握した上で、投資を考えるとよいでしょう。

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【キーワード解説編】格付機関とは?
【執筆:MoneyLife】
(掲載日:2008年2月19日、画像更新:2008年4月22日)

   
    

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