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ファンド逸品セレクション 高金利通貨ファンド花盛り~1月も新規設定相次ぐ - 注目の投信(第40回) - 投資信託

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投資信託 [ 注目の投信 ]

【第40回】

ファンド逸品セレクション

「高金利通貨ファンド花盛り~1月も新規設定相次ぐ」

新興国を含む高金利通貨建ての債券に幅広く投資する投資信託(以下、高金利通貨ファンド)が、にわかに注目を集めています。
例えば、2007年8月に設定された「野村世界高金利通貨投信」(野村アセットマネジメント)は、設定から2ヵ月で純資産が3600億円に達し、11月以降は市場の流動性等を勘案して募集を一時停止(08年1月9日時点。同時点の純資産は4037億円)するほどの人気ぶりです。販売会社の野村證券は同月から、同様のコンセプトの第2弾ファンドとして「野村新世界高金利通貨投信」(野村アセットマネジメント)の募集を開始。こちらも設定から1ヵ月で純資産は2473億円(1月9日時点)と大量の資金を集めています。
また、06年12月に設定された「世界のサイフ」(日興アセットマネジメント)も、設定当初の純資産は27億円ほどでしたが、その後販売会社も増え1年で純資産は1千億円の大台を突破しました。
野村の2本を含め、07年8月以降に新規設定された高金利通貨ファンドは6本を数えます。多くの高金利通貨ファンドの特色は、新興国を含む世界の高金利通貨10通貨程度を選定し、当該通貨建て債券を対象に通貨ごとに均等投資することです。例えば「野村世界高金利通貨投信」の場合、07年11月末時点でトルコ・リラ、ブラジル・レアル、南アフリカ・ランド、メキシコ・ペソ、ハンガリー・フォリント、ニュージーランド・ドル、豪ドル、英ポンドの8通貨に12%程度ずつ配分しています(※運用会社は1月10日、投資通貨の定期的な見直しに基づき、英ポンドをポーランド・ズロチに入れ替えたと発表しました)。均等投資とする理由の一つとして、顧客のわかりやすさを考慮したことを挙げる運用会社もあります。
高金利通貨ファンドと類似する特色を持つのが高利回り債(ハイイールド・ボンド)ファンドです。従来の高利回り債ファンドは、米ドル建てなど先進国通貨の配分が中心で新興国通貨の配分は低めに抑える傾向がありました。高金利通貨ファンドでは新興国通貨の比率が相対的に高いのが大きな特徴と言えるでしょう。
高金利通貨ファンドがこれほどまでに注目を集めていることは、各国で米ドル離れが進行していることとも無関係ではなさそうです。07年の米ドル相場を見ると、対円で5%程度、対ユーロと対豪ドルでともに約10%下落しており、米ドルは独歩安の様相を呈しています。日本の個人投資家にもこうした流れが波及しつつあるのかもしれません。
08年1月も既に「グローバル高金利通貨ファンド(愛称:プレミアムエイト)」(三井住友アセットマネジメント)が設定されました。今後は、31日に「グローバル高金利通貨オープン(毎月決算型)」(国際投信投資顧問)と「新興国高金利通貨ファンド(毎月決算型)」(みずほ投信投資顧問)が設定される予定です。同日には外国籍投信「GS新成長国通貨債券ファンド(愛称:ザ・プロフェッショナル エマージング・カレンシー・ボンド)米ドル建て/ユーロ建て/円建て(隔月分配型)」の設定も予定されています。

表1<主な高金利通貨ファンドの設定状況>

設 定 日 運用会社/
代行協会員
ファンド名(愛称) 当初設定額
(億円)
販売会社(原則、当初募集時点)
2006/12/15 日興 世界のサイフ 27.48 武蔵野銀行
2007/08/29 野村 野村世界高金利通貨投信 993.44 野村證券
2007/11/02 大和 ダイワ高金利通貨F(毎月)(金利のチカラ) 43.81 日の出証券、住友信託銀行
2007/11/16 日興 りそな 世界高金利通貨オープ 46.01 りそな銀行
2007/11/27 野村 野村新世界高金利通貨投信 986.80 野村證券
2007/12/20 ニッセイ ニッセイ/パトナム・高金利通貨ファンド 5.00 内藤証券
2007/12/27 DIAM DIAM高金利通貨ファンド(通貨セレクション) 12.85 マネックス証券、丸和証券、ユニマット山丸証券、水戸証券
2008/01/07 三井住友 グローバル高金利通貨ファンド(プレミアムエイト) 13.22 東京スター銀行
2008/01/31 国際 グローバル高金利通貨オープン(毎月決算型) - 三菱UFJ証券
2008/01/31 みずほ 新興国高金利通貨F(毎月)(セレクト・ファイブ) - 大熊本証券、前田証券、中国銀行
2008/01/31 ゴールドマン GS新成長国通貨債券ファンド 米ドル建て(隔月分配型) - (外国籍)ゴールドマン・サックス証券、シティバンク銀行
2008/01/31 ゴールドマン GS新成長国通貨債券ファンド ユーロ建て(隔月分配型) - (外国籍)ゴールドマン・サックス証券、シティバンク銀行
2008/01/31 ゴールドマン GS新成長国通貨債券ファンド 円建て(隔月分配型) - (外国籍)ゴールドマン・サックス証券、シティバンク銀行

表2<主な高金利通貨ファンドの運用成績>

※設定日順。基準価額、純資産(億円)は2008年1月9日時点。分配=07年12月の分配金(1万口当たり)。騰落率(%)は分配金込み。
07年12月末時点。1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月・1年・3年。
運用会社 ファンド名(愛称) 基準価額 純資産 分配 1M 3M 6M 1Y 3Y
日興 世界のサイフ 10063 1237.64 60 3.8 1.0 -1.7 9.2 -
野村 野村世界高金利通貨投信 10066 4037.18 60 3.4 1.5 - - -
大和 ダイワ高金利通貨F(金利のチカラ) 9446 112.77 - 3.2 - - - -
日興 りそな 世界高金利通貨オープン 9995 70.36 - 3.8 - - - -
野村 野村新世界高金利通貨投信 10095 2472.94 - 4.2 - - - -
ニッセイ ニッセイ/パトナム・高金利通貨ファンド 9713 4.86 - - - - - -
DIAM DIAM高金利通貨F(通貨セレクション) 9573 13.18 - - - - - -
三井住友 グローバル高金利通貨(プレミアムエイト) 9967 13.56 - - - - - -

(参考)純資産の大きい外債ファンド

運用会社 ファンド名(愛称) 基準価額 純資産 分配 1M 3M 6M 1Y 3Y
国際 グローバル・ソブリン・オープン 毎月 7800 55005.71 40 1.5 1.9 1.2 4.2 20.3
DIAM 高格付インカム(ハッピークローバー) 9707 9023.12 35 4.1 1.8 1.8 13.2 41.5
大和 グローバル債券ファンド(毎月) 10304 16012.79 80 2.8 1.2 -0.4 7.3 28.3
執筆:QBR(2008年1月)
掲載日:2008年1月17日

 
   
    

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