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【第10回】目標を決めて資金計画をしよう!

 

FX・CFD [くりっく365を活用すると資産運用はもっと面白くなる!]

【第10回】

目標を決めて資金計画をしよう!

FX取引の人気が高まり、取引を行う個人投資家が増えてきています。FX取扱会社の提供するサービスはどんどん便利になり、誰でも気軽に取引を始められるようになってきています。しかし、FXは本当に気軽にスタートできるものなのでしょうか。友達や他の人がFXをやっているからとか、面白そうだからとかいった動機で始めてよいものなのでしょうか。FX取引の利便性や収益性などの特徴から少し離れて、今度は私たち個人投資家が考えなければならないポイントを整理してみましょう。

「FX取引はとても便利なことは分かってきたけど、何のために取引をするのか、しっかり目標を持ってないといけないと思うの。」


「そのとおりだね。FX取引は便利な投資ツールの1つであって、資産運用の方法の1つに過ぎないよね。FX取引をすることが楽しいと言う人もいると思うけれど、それが目標になってしまったらキリがないと思う。FX取引を行って達成する目標を最初から決めて、取引をスタートさせたいね。」


「FX取引をする前に計画することって、どんなものがあるのかしら?」


「まずは、いつまでにいくらの資金が必要なのか、あるいは欲しいのかを現実的に考えないといけないよ。そして元手となる証拠金はいくら準備するのか、途中で資金を追加するのかどうかも決めておこう。例えば、最初に100万円の証拠金を準備して、毎月1万円ずつ資金を追加しながら、3年後までに200万円にするのを目指す、とかね。そうすると・・・(金融電卓をたたく)・・・、複利で計算して・・・、ひと月あたりだいたい1.3%のペースで増やせばいいことになる。最初の100万円の1.3%は1万3千円でしょ?1万3千円の利益は、為替レートにしたら1円30銭分の値動きを取ればいいことになる。ただし、スワップポイントは考慮していないよ。1カ月で1円30銭だったら、達成できそうじゃない?運用の計画って、例えばこんなふうに具体的に決めるんだよ。」


「なるほどぉ・・・。どのようにFX取引をするかだけじゃなくて、資金についてもちゃんと計画して管理していかないといけないのね。じゃあ、証拠金はいくらぐらい準備したらいいのかしら?」


「よく、FX取引は「余裕資金で」行って下さいなんて言われるけれど、まさにその通りで、失ってもよいお金で取引しないといけないと思うよ。日々の生活に必要なお金を証拠金として使ってはダメということだ。ということは、日々の生活が苦しい人はFX取引をしないほうがいいということになるね。僕らのような個人投資家は、家計のことと運用資金のことを全体的に考えないといけない。それから、投資に使う余裕資金があったとしても、全額をFX取引に投入するのは避けたほうがいいと思う。「アセット・アロケーション」と言って、様々な資産への資金配分もよく考える必要がありそうだね。投資対象の金融資産は外国為替だけではなく、株式・債券もあれば住宅・不動産もあるし、金や原油などのコモディティもある。FXという1つの資産クラスだけではなく、他の選択肢もよく調べて、比較していく必要があると思うよ。その中で、例えばFX取引の証拠金には10%の資金を配分する、といった大きな方針を決めるのがいいね。 」


「へぇ~。FXをとりあえずやってみよう!というのはやっぱりダメなんですね。知らないで取引を始めていたら、嫌な思いをしただろうなぁ。それに、FX取引のしくみとかテクニックを勉強するのは大切だけど、それよりも広い視野で考えないといけないこともあるんだ・・・。ガイ為先輩、いろいろと教えていただいてありがとうございました。」

【キーワード】
●複利と単利 ●
投資によって得た収益を元本に加えて引き続き投資し、また得られた収益を投資に回し・・・というように繰り返していくことを「複利」運用といいます。また、最初に準備した元本だけに対する収益を計算するのが「単利」で、こちらは再投資したお金から得られる収益は計算に入れません。複利の効果は大きく、雪だるま式にお金を増やす方法として、資産運用の重要なポイントとなっています。 FX取引においても、複利・単利の考えは重要になってくるでしょう。例えば高金利通貨の買いポジションを持ち、スワップポイントをこつこつ貯めて、それを新たな証拠金として使い、運用額を徐々に大きくする方法が考えられます(複利)。それとは逆に、得られた収益はすべて出金し、使用する証拠金を常に一定量に保ちながら取引をするやり方もあるでしょう(単利)。

執筆:MoneyLife(掲載日:2011年03月08日)


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